鴨下大臣記者会見録(平成20年2月12日(火))
1.発言要旨
本日の閣議ですが、一般案件1件、国会提出案件14件です。環境省請議はありません。
私からは以上です。
2.質疑応答
(問)先日のG7で、年内にも日米英で環境基金を新たに創設するという合意があったのですが、これに関してどのように受け止めておられますか。
(答)かねてから、バリ・ロード・マップを成功させるためには、先進国が途上国等について資金的な支援を含めて、きちんとした援助をするべきだということは申し上げてきましたが、今回、G7でこのような結果が出てきたことは大変歓迎すべきことです。G7すべての国、更にG8も含めて、サミットまでの間に賛同してくれるところが増えることを望んでいます。
(問)先週末にまとまった目達計画最終報告について、改めて大臣の御認識をお伺いします。
(答)中環審、産構審で積み上げてくださって、結果としては2010年に達成できるということのようですから、それに従ってすべての主体がしっかりと取り組んでいくということだと思います。ただ、私もかねてから申し上げていますように、常にPDCAといいますか、厳格な進捗状況のチェックをしていくことを環境省としてもやらせていただきたいと思っておりますし、目達計画そのものが、きちんと裏付けられているかどうかということについても、私なりに更に厳格に見させていただきたいと思っています。閣議決定の前までにも、そういうような目で見たいと思っています。
(問)大臣はかねてから両審議会の意見を尊重するけれども、そのまま、はいそうですかというわけにはいかないとおっしゃっていたと思いますが、今の御説明ですと、何らかの意見の反映というのは今後あり得るということなのでしょうか。
(答)今そのまま積み上げていって、きちんと実現するのでしたら、それはそれで結構なことですから、尊重することは第一義的にはその通りですが、ただ、それだけで本当に大丈夫かという意見があります。それについては私も多少、そのような部分も拭い去れないところがありますから、個人的な見解ですが、積み上げの信憑性については、私なりに納得したいと思っていますので、ここ1ヶ月ぐらいの間に納得するための勉強もいろいろしたいと思います。
(問)それは、どなたか専門家の方を交えてということでしょうか。
(答)そういうこともありますし、各セクターの取組具合について、実際に私の目でも見させてもらいたいと思っています。
(問)例えばどちらか業界の工場などを視察されたりするということでしょうか。
(答)そうかもしれません。
(問)気になる業界はありますか。
(答)積み上げているところが、きちんとできているかどうかということについては、これからそれぞれ見させていただいて、実際に私の目でも納得したいと思っています。(問)今の時点で疑問が拭い去れないというのはどういうことでしょうか。
(答)いえ、疑問が拭い去れないというのではなく、今の状況でうまくいけばいいなと思っていますから、それを確認したいというだけのことです。疑問があるということではありません。
(問)ロシアのホットエアの話はどのようにお考えでしょうか。27日に会議を開くということですが。
(答)具体的な話はまだよく聞いておりません。ロシアとの間で京都メカニズムをどのように使っていくかという話はこれから議論が進展していくのだろうなと思っていますが、どの規模で、実際に具体的にどのような事業をやるのかということについては、私はまだまったく承知していません。
(問)官邸の環境に関する懇談会の人選などについては何かお耳に入っているのでしょうか。
(答)まだ特別聞いておりません。
(以上)