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大臣記者会見・談話等

事務次官会見要旨(平成19年11月21日(水))


1.次官会議案件等概略説明

 本日の繰上げ事務次官等会議ですが、政令が2件でした。どちらも環境省と直接関係はございません。
 私から一つ申し上げます。那須の御用邸用地の話ですが、御用邸の豊かな自然を維持しつつ、用地の一部を国民が自然に直接触れ合える場として活用してはどうかとの天皇陛下のお考えを踏まえて、具体化について、宮内庁と共に関係機関と協議をして、検討を進めてまいり、御用邸用地の一部を環境省に所管換ということで発表しているところでございます。この今年度中に宮内庁から環境省へ所管換を予定している那須御用邸用地の一部につきましては、有識者の意見を得て、その保全・整備に関する基本構想を策定することといたしておりますが、この程そのために、日光国立公園那須地域保全整備検討会と名付けていますが、検討会を設けるとともに、その開催に先立ち、来週11月28日に検討委員等による現地視察を実施することといたしました。詳細につきましては、後ほど資料を配付しますので、そちらをご覧いただきたいと思います。
 検討会自体につきましては、今年度中に3回程度開催し、整備及び保全に関する基本構想を取りまとめたいと考えており、第1回目は年明けに開催する予定にしております。そして基本構想がまとまり次第、具体的に施設の設計・整備等を進め、既に発表しておりますように、平成23年度頃に一部供用を開始することを目標に整備を進める考えであります。
 私からは以上です。


2.質疑応答

質問
 お話のあった那須御用邸についてですが、平成23年頃に一部供用開始を目指すということですが、検討会の方では具体的に、何か課題と言いますか、供用開始に当たって問題になるようなことというのがどんなことなのかというのは、今のところ何かあるのでしょうか。

→まさにこれからですが、天皇陛下のお考えを踏まえて、国民が那須地域のすばらしい自然に直接触れ合える場としてどういうものを作っていったら良いか、特に設計・整備をどういうふうに進めていくかということを、各界の学識経験者を中心に、幅広い角度から、御議論、検討を進めていただくということで考えております。宮内庁、栃木県、那須町の方々にも入っていただく予定です。

質問
 来月1日・2日の日中経済対話に鴨下大臣が行かれるという話なのですが、大臣が行かれるねらいというか、理由を教えていただけますか。

→外務省から既に発表されたと聞いておりますが、大臣については、国会の許しを得ればということですが、行かれるという方向で環境省としては検討しております。日中経済閣僚の会議ではございますが、今の日中間における政策課題の一つとして、環境というのは極めて重要な課題だと私どもは認識しておりますので、是非この機会に、外務大臣や他の経済閣僚と共に環境大臣も出席し、日中間の環境協力を中心に率直な意見交換をするということがその背景です。

質問
 何か協定とか、紙を交わすといったことはあるのでしょうか。

→全体会議もあるでしょうし、バイの会議も含めて行うことになると思いますが、どういう成果物なり、どういう議論をしていくかというのは、まだ本日は詳しいことは申し上げられません。近々に鴨下大臣御自身から改めて、訪中のねらいや内容等についてお話をされるものと存じます。

質問
 国内対策についてですが、今日から年末に向かって個別のテーマを取り上げて議論が始まりますが、目標達成計画もいよいよ来年度から始まるに当たって、国内対策を年内に向けてどういうスケジュールでどういうふうにやっていくかのお考えはいかがでしょうか。

→中環審・産構審の合同会合を中心に、今マイナス6%の見直し作業をやっているわけでございます。いくつかの重点項目も掲げながら、それらの総ざらいをしていくわけでございますが、やはり年度末までにはきちっとした見直し計画を作らなければいけません。そのためには当然パブリックコメントにもかけなければいけないわけですから、時間は限られていると思いますが、一方で各省からのヒアリングも進めていきますので、そういうことを並行しながら、合同審議会を中心に、しっかりとしたものを取りまとめていく予定です。できれば年内にはパブコメにかけるとりまとめ、ある程度の方向は出したいと考えております。

質問
 できれば年内にはとおっしゃいましたが、年度内もあり得るということでしょうか。

→合同審議会の中で、重点事項を中心にどういうふうに進めていくか、あるいは各省のヒアリングも含めてですが、12月中にはということで進められていくことになると思います。ただ、マイナス6%ということに向けて、きちっとした新たな見直しの数字を項目ごとに全部洗い出すわけですから、時間も相当かかると思いますので、できれば年内というふうに申し上げました。いずれにしろパブリックコメントをかけたりしますので、最終的には年度内ということで見直しが確定するということでございます。

(了)

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