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環境省大臣記者会見・談話等>事務次官会見要旨

大臣記者会見・談話等

事務次官会見要旨(平成19年7月5日)


1.次官会議案件等概略説明

 本日の事務次官等会議ですが、一般案件が2件でした。そのうちの1件が、19年度一般会計予備費使用ということで、予備費使用が2件あったようですが、1件が環境省関係のもので、災害等廃棄物処理事業に係る予備費ということで、これは能登半島地震に係る災害廃棄物処理でございまして、36億6600万円という予備費の使用が決定されております。
  私から一つお知らせがあります。「美しい星への願い」の開催についてですが、ご承知のように、来年7月に、主要8カ国の首脳が集まるG8サミットが北海道洞爺湖で開催されますが、その1年前を契機として、サミットの成功に向けて、サミットの大きなテーマである地球温暖化防止に関する国民運動を盛り上げることを目的としたイベントを開催することとなりました。このイベントは、内閣官房、内閣府、外務省、経済産業省、環境省、北海道、洞爺湖町、壮瞥町、豊浦町、伊達市が主催し、7月7日の土曜日に、環境省の施設であります洞爺湖ビジターセンターで行われます。安倍総理大臣が官邸からのライブ中継で参加される予定のほか、若林環境大臣、高橋知事、洞爺湖町長ほか関係市町長のご臨席の下で、国立環境研究所の江守氏などと地元小学生が対話したり、参加者が短冊へメッセージを書いて飾ったりする内容を予定しています。また、今回の会場となる洞爺湖ビジターセンターは、支笏洞爺国立公園の拠点施設でもあります。今回のイベントに併せて、若林大臣に、支笏洞爺国立公園、大雪山国立公園等、北海道の美しい自然環境の保全状況をご視察いただく予定です。7月7日のイベント及び大臣日程等については、後ほど資料をお配りしたいと思います。
  私からは以上です。


2.質疑応答

質問
 今日、国会が最終日ですが、今国会を振り返って、環境省の次官として一言お願いします。

→今国会において、私どもが提出した閣法が4法律、議員立法も2つ、グリーン契約法とエコツーリズムですが、これも含め環境省関係の6法案すべて、法律として成立いたしましたことを、率直によかったと思っておりますし、これから施行に向けてきちっと進めていきたいと思っております。
  また、国会の審議においても、特に環境委等を中心として、温暖化対策をはじめ、さまざまな環境問題が活発に審議されて、いろいろな議論が展開されたと思います。その間、総理の施政方針演説に環境がはっきりと位置付けられ、21世紀環境立国戦略の策定が明言されて、それに伴いさまざまな施策を検討し、実行してまいりました。また時を同じくして、国民の間にも、地球温暖化対策を中心として、環境に対する関心も深まってきているような状況であり、そういうものを背景として、国会における論戦も活発に行われたと思います。私どもとしてもこれらの国会審議を通じて、環境に対する国民の理解、関心が更に強まることを期待しておりますし、また、成立した法律をきちっとこれから政省令を含めて進めていきたいと思っております。

質問
 水俣病に関して、火曜日の与党PTで、発症時期によって一時金に差をつけるというような方針が示され、これに対して地元では批判もあるようですが、その点についてはどのように思われますか。

→与党プロジェクトチームにおいて、水俣病に関する新たな救済策についての中間取りまとめが出されましたことについて、改めて与党プロジェクトチームの先生方のご尽力に感謝を申し上げたいと思います。今後、与党において、関係者の意向の把握などを行い、さらに救済策の具体化を図っていくということですので、環境省としても与党とよく相談しながら、取り組んでまいりたいと思います。
  今のご質問については、座長もお答えをされておりますし、中間取りまとめにあるような整理で、方向として提示されたわけでございますから、これに沿って今後、いろいろな周辺の問題や金額の問題等も含めて更に具体化されると思いますので、私どももこれから与党とよく相談し、関係者の意向も踏まえながら取り組んでまいりたいと思っております。8月末を目途に、更に救済策の具体化を図ると明言をされており、まだ議論しなければならないところも多々ありますので、それに沿って私どもも、具体化について、これから更に詰めてまいりたいと思います。

質問
 洞爺湖のイベントは、具体的にはどのようなことをするのでしょうか。

→具体的にも少し申し上げたつもりなのですが、たとえば総理から、「美しい星50」として提言されたようなことを含めて、テレビ電話のような形になりますでしょうか、お話しをされ、現地にも映像が映るようにライブ中継いたしますし、大臣や北海道知事、あるいは地元小学生などからも温暖化や環境に対する思い、期待などのお話があったり、あるいは国環研の方と少し科学的な話をしたりということです。後ほど全体のイメージというか、場所や取材の仕方等を含めて資料をお配りいたします。

(了)

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