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環境省大臣記者会見・談話等>事務次官会見要旨

大臣記者会見・談話等

事務次官会見要旨(平成19年5月21日)


1.次官会議案件等概略説明

 本日の事務次官等会議ですが、一般案件3件、政令5件です。特に環境省関係のものはありません。
 私からですが、環境省では6月の環境月間の中核行事として、6月2日(土)、3日(日)に、代々木公園においてエコライフ・フェア2007を開催いたします。今年は特に、最新の科学的知見を基に、深刻化する地球温暖化について理解を深めるとともに、ごみの不法投棄問題を広く呼びかけることとしています。このほか、26の企業・団体、34のNGO/NPOが出展することが予定されておりますし、環境に配慮した飲食ブースの出展もあります。開催に当たっては、使用電力の一部にバイオディーゼル燃料発電や太陽光発電を使用し、出展ブースで使用する電球を省エネ型のものにする等、環境に配慮したイベントを目指します。なお、同日開催で、横浜赤レンガ倉庫広場において、低公害車についての理解を深め、その普及促進を図ることを目的としたエコカーワールド2007を開催いたします。
  また、今年から、5月30日のごみゼロの日から6月5日の環境の日を「全国ごみ不法投棄監視ウィーク」として設定し、国、自治体、市民等が連携して監視活動や啓発活動を一斉に実施することといたしました。本ウィークのキックオフイベントとして、5月30日(水)に「循環型社会の形成に向けた不法投棄対策-3R・適正処理の推進-」をテーマにシンポジウムを開催いたします。さらに、若林環境大臣が、6月3日(日)に川崎市の「多摩川美化活動」、場所は新二子橋付近の河川敷と聞いておりますが、その現場視察を行います。
  是非、多くの方々に御参加いただき、地球環境のために、行動を起こしていただきたいと思います。詳細につきましては、この後資料をお配りいたします。マイナス6%の京都議定書目標達成もそうですし、あるいはその後の中長期的な対策、取組もそうですが、結局は国民の皆さん一人一人の行動がいわばスタートであり、かつゴールですので、そういう意味で国民運動をこれからもしっかりと力を入れてまいりたいと思いますのでよろしくお願いいたします。
  私からは以上です。


2.質疑応答

質問
 ドイツサミットで安倍総理が提示する日本の環境対策についてですが、昨日、塩崎官房長官が今週中にも安倍総理御自身から発表するのではないかという見通しを講演でお話されましたが、政府としての検討状況がどのような局面にあるかお伺いします。

→総理がハイリゲンダム・サミットにお出かけになる前に、地球温暖化対策について総理としてのお考えを述べられるというように承知しております。その日時、具体的内容については、まさに今検討中ですので、私からは検討中ということのみお答えさせていただきます。


質問
 最終局面と言いますか、大詰めにきているという理解でよろしいでしょうか。

→サミットの前に発言をというようにお考えですので。


質問
 今週中に発表されるであろうものと環境立国戦略とはどのような関係にあると理解すればよいのでしょうか。

→環境立国戦略は中環審の特別部会を中心にずっと議論・検討をしてきております。総理の施政方針演説で6月までに策定となっておりますので、できれば5月中にと思っています。25日の特別部会で、今まで議論してきた意見の総括的なもの、あるいは資料の総大成を素案として出し、29日の特別部会でとりまとめるという方向で、審議会で部会長から説明されています。これは、地球温暖化対策のみならず、生物多様性や3R、化学物質の話など環境全体を含めてのものであり、まさに総理の施政方針演説で述べられた国内外あげて取組むべき環境政策の方向を明示し、世界の枠組み作りへ貢献する指針という意味での環境立国戦略ですので、幅が広いものであると考えています。


質問
 環境立国戦略もサミットで発表するということでしょうか。

→先ほど申し上げましたとおり、総理が述べられることについては、今検討中ですので、内容等については差し控えたいと思います。ただ、地球温暖化対策を中心にお考えを述べられるのだと思います。


質問
 環境立国戦略も、元々はサミットで発信するというような位置付けだったと思うのですが。

→環境立国戦略でも当然、地球温暖化問題は中心的な柱の一つですので、生物多様性等の問題とあわせ、そのように御説明してきております。


質問
 日米ハイレベル協議についてはもう設定されたのでしょうか。

→日米首脳会談で、これからもハイレベルを含め事務レベルでも協議していこうという話があったことは承知しておりますが、どなたが来られてなどの具体的なことについては、まだ承知しておりません。ただ、いずれにしても日米間ではトップ同士だけでなく、いろいろなレベルで今後協議していくこととなると思います。これは日米両国の見解です。


質問
 日・EUのハイレベル協議も現地時間の21日から始まると聞いているのですが、サミット前の日・EUのすりあわせについてもやはり議題になるのでしょうか。

→日・EUの方は定期協議ですので、環境はもちろんですが、幅広く、様々なことが議論されると聞いております。


(了)

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