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環境省大臣記者会見・談話等>事務次官会見要旨

大臣記者会見・談話等

事務次官会見要旨(平成19年4月9日)


1.次官会議案件等概略説明

 本日の事務次官等会議ですが、配布1件でした。環境省関係のものは特にありません。
 私からですが、本年5月1日に行われる水俣病犠牲者慰霊式への対応について御報告いたします。去る4月4日に、水俣市長より慰霊式への総理大臣の出席について要請を受けました。この要請を官邸にお伝えしましたところ、水俣病問題の重要性については十分認識しているが、御要請をいただいた本年の慰霊式への出席については、日程等を踏まえると難しいということでした。なお、環境大臣の慰霊式への出席につきましては、大臣御自身も日程が許せば出席すると考えておられるところですので、私どももそのような方向で努力したいと考えています。 
 私からは以上です。 


2.質疑応答

質問
 先週、IPCC第4次評価報告書第2作業部会報告書がまとまりましたが、これについての評価、感想をお願いいたします。

→第2作業部会は4月6日に終了し、報告書が採択されました。2月に開催されました第1作業部会では、地球温暖化が更に進行していくという警鐘を鳴らしたわけですが、今回の第2作業部会は、温暖化の影響が自然環境、人間環境にとって耐え難いものになる可能性が非常に高いということをデータに基づいて科学的な結論として報告しています。いくつか切り口はあるかと思いますが、ポイントとして4点挙げたいと思います。  第1点は膨大な実測データに基づいて自然環境及び人間社会に対する温暖化の影響が今まさに生じていることが明らかになった、第2点は将来の影響については、今世紀中に水資源、生態系、食糧、洪水など様々な分野で影響が深刻化することが予測されている、第3点は長期的には温暖化の影響は自然と人間の適応力を超えることが予測されており、適応策と緩和策を組み合わせて実施することが必要である、第4点は約2~3℃以上の気温上昇によって生ずる影響は世界中の全ての地域にとって経済的にマイナスになるということです。


質問
 中国の温家宝首相が今週来日され、環境問題も話題になるかと思いますが、温暖化対策についてどのような話し合いがありそうでしょうか。

→温家宝首相の訪日に向けて様々な報道がなされていることは拝見し承知していますが、まさに外交であり、今、両国政府間で準備がなされているところですので、今日の時点で私から御質問の件について申し上げることは控えたいと思います。いずれにしても温家宝首相の訪日を機に、地球温暖化対策、3R、黄砂、化学物質、自然関係など様々な分野における日中の環境協力が一層進展することを期待しています。


質問
 水俣病犠牲者慰霊式についてですが、総理が日程的に難しいというのは欠席されるということでしょうか。

→そういうことです。日程等を踏まえると難しいということです。


質問
 外遊などいろいろと入っていらっしゃるのでしょうか。

→そうだと思います。なお、若林大臣も外国出張等を予定しておられますが、そこは調整をしてというのが大臣のお気持ちだと思います。


質問
 実際に決定されるのはいつ頃になるのでしょうか。

→もう少しかかると思います。


質問
 先週から新たな救済策のための実態調査についてのアンケート調査が行われていますが、現時点でアンケート調査に係るトラブルや不満、苦情が報告されているということはないのでしょうか。

→トラブルという形では今のところ聞いておりません。


質問
 予定どおり16日まで行うということでしょうか。

→そうです。ぜひ調査に御協力いただきたいと思っています。


(了)

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