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環境省大臣記者会見・談話等>事務次官会見要旨

大臣記者会見・談話等

事務次官会見要旨(平成19年1月22日)


1.次官会議案件等概略説明

 本日の事務次官等会議ですが、一般案件2件、政令2件、配布3件、これは3県の知事選挙の結果についてでした。特に環境省関係のものはありません。
 私からは以上です。


2.質疑応答

質問
 ブッシュ米大統領が日本時間24日に行う一般教書演説で、地球温暖化問題に触れるのではないかという観測があり、24日からは日本でも「気候変動に対する更なる行動」に関する非公式会合が始まりますが、期待されることはありますか。

→報道で拝見して我々も承知はしています。ブッシュ大統領の一般教書演説は日本時間で24日(水)の早朝になるかと思いますが、州レベルでの動きや、あるいは上院その他でも温暖化対策に対する積極的な意見が出ていますので、一般教書演説の中に地球温暖化対策について前向きの発言が盛り込まれればと大変期待していますが、何か確たる情報を得ているわけではありませんので特にコメントは差し控えたいと思います。ただ、期待はしています。

質問
 「気候変動に対する更なる行動」に関する非公式会合についてはいかがでしょうか。

→従来の気候変動の枠組み条約をめぐる流れの中で集まって議論していこうということと承知しておりますので、これまでの延長線上ではありますが、地球温暖化の流れが、我々が考えている以上に早いテンポで来ているということは国民も感じていると思います。そういう中で、これからどのように気候変動の問題に対処していくのか、気候安全保障というような言い方で言われていますが、こうしたことをどのように考えていくのか、さらにその次の仕組みをどのように作っていくのかを含めて、各国との間で幅広く率直に議論・話し合いがされれば良いと思っています。

質問
 鳥インフルエンザについてですが、その後、調査の状況はどうなっているのでしょうか。

→環境省では15日に専門家会合を開催し、この結果を受けて野鳥に関する監視とカモ類等のウイルスの保有状況についての調査について取り組むこととしています。現在その準備を宮崎県とともに進めているところです。また、農林水産省に設置されています感染経路究明チームの第1回会合が17日に宮崎県で開催されました。環境省としても究明チームとも十分情報を共有しながら、今申し上げた宮崎県とともに進める調査について近日中に固めたいと思っています。 

質問
 いつ頃から始める予定でしょうか。

→早急にと思っています。

質問
 今月中にはということでしょうか。

→そういうことになると思います。

質問
 カエルのツボカビ症についてですが、20日に専門家会合が開催され、国に対する要望などを取りまとめたようですが、その中で法律の運用の仕方の見直しなどで対応できることはないかという話の中で、外来生物法と動物愛護法の関係で何かできることはないかという話がありました。環境省として今後できることについてはどうお考えでしょうか。

→報道されたとおり、ツボカビ症は極めて威力の強い、大きな影響を持った問題ですので、いろいろな観点から検討しています。特に外来生物対策としてこれをとらえられるかどうかということですが、ツボカビ自体が今の外来生物法でとらえられるようなものとして入っていません。例えば国境を越えて入ってくると言っても実際に国境でどのように検査するかはなかなか難しい話ですので、微生物的なものまで外来生物法上どのように取り入れたら良いか、いろいろと勉強をしているところですが、今、具体的にこのような対策を出すというところまではまだ詰め切っていません。ただ、大事な問題として注目して勉強しているところです。

質問
 法改正になるとまた大変な作業になるかと思いますが、そうでないやり方もあるかと思いますが。

→今の外来生物対策ではとらえられないということで一応整理されています。実際問題、フィージブルな対策が打てないのですが、しかしそうは言っても、あのように影響が大きいものに対してそのまま見過ごすというわけにはいきませんので、これからどのように考えていったら良いか、周知等を進めるとともに良く検討していくということだと思います。


(了)

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