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環境省大臣記者会見・談話等>事務次官会見要旨

大臣記者会見・談話等

事務次官会見要旨(平成19年1月5日)


1.初次官会議案件等概略説明

 本日、事務次官等会議の初会議として繰上げ事務次官等会議が行われ、塩崎官房長官と鈴木官房副長官も出席され、御挨拶がありました。塩崎官房長官からは、総理は2007年を美しい国づくり元年と位置付けており、各省庁もしっかり進めていってほしいということ、また、就任時の所信表明演説等であげている具体的政策課題を着実に進めていきたい、各省庁もしっかり取り組んでもらいたいという趣旨の御挨拶がありました。
 案件は、一般案件1件、政令2件、人事2件、報告1件、配布が月例経済報告、失業率、物価等の経済関係の資料で4件でした。環境省に直接関係するものはありません。
 私から1点申し上げます。環境省は従来からエコツーリズムの普及、定着という観点から様々な施策に取り組んでいますが、今般、その一環として、今月29日、30日に「平成18年度エコツーリズムシンポジウム」を、国立オリンピック記念青少年総合センターで開催します。このシンポジウムでは、優れたエコツーリズムの取組事例を表彰する「第2回エコツーリズム大賞表彰式」、各地のモデル事業の成果を報告する「エコツーリズム推進オリエンテーション」、多彩な講師陣をお招きしてのエコツーリズムセミナーを開催します。参加は無料です。後ほど資料提供をいたしますので御一読願います。是非、参加と周知をお願いします。
 私からは以上です。


2.質疑応答

質問
 今年、特に力を入れたい点についてお聞かせください。

→大臣からもお話があったかと存じますが、2007年は京都議定書の第一約束期間の前年ということですので、まず京都議定書目標達成計画のしっかりとした見直しが大事な課題であり重要な年だと思います。また、循環型社会形成推進基本計画の見直し作業や第3次生物多様性国家戦略の策定等も進めたいと思っています。
 それと、特にアジア関係について、今年のCOP13はインドネシアで開催されますし、エコアジア、日中韓三ヵ国環境大臣会合などを通じ、マルチの場でも、二国間の場でも、アジアにおける環境政策の展開を日本がリーダーシップをとってしっかりと進めていく必要があると思います。
 また、通常国会がまもなく始まりますので、予算の早期成立もそうですが、環境省から法案を提出しますので、これをきちんと成立させることなどから始まっていくのではないかと思います。

質問
 通常国会に提出する重要法案について、どの順番で審議してもらうお考えでしょうか。

→国会でのいろいろな議論・手続き等もありますので、順番までは分かりませんが、現在のところ、海洋汚染防止法案、温泉法案、自動車NOx・PM法案、食品リサイクル法案の閣法4法案の提出を考えています。ただ、まだ関係省庁との調整もありますし、中央環境審議会から最終的な取りまとめをいただいてもいないので、まさにこれらを国会提出に向けて作業をしている段階という表現が正確なところです。

質問
 水俣病の救済に関して、夏頃に救済策をという一部報道がありましたが、これについてはいかがでしょうか。

→報道は私も拝見しました。すでに御承知のとおり、来年度予算案の追加枠分の10億の中で調査に多くを充てるということで、今、その骨格を詰めているところです。この調査は基本的には、きちんと救済すべき方々を救済していくために行うものです。与党PTもこれから開催されると思いますので、その中で調査の具体的な骨格・詳細もさることながら、どのような救済策をどのように進めていくかという議論も行われていくと思います。これをしっかりと見守りながら、調査自体もきちんと進めていきたいと思います。具体的な時期についてはまだお話する段階ではありませんし、お話するものも持っていませんが、決して救済策は、ただ先送りといったようなことは全く考えていません。まずきちんと調査を行い、その延長線上に救済策を議論して仕組みを作っていくということだと思います。


(了)

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