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環境省大臣記者会見・談話等>大臣記者会見要旨

大臣記者会見・談話等

鴨下大臣記者会見録(平成19年11月16日(金))


1.発言要旨

 本日の閣議ですが、一般案件が1件、国会提出案件が16件、公布が3件、政令6件です。環境省の主請議は2件です。一つは「国等における温室効果ガス等の排出の削減に配慮した契約の推進に関する法律の施行期日を定める政令」と、もう一つは「国等における温室効果ガス等の排出削減に配慮した契約の推進に関する法律第二条第三項の法人を定める政令」の二つです。
 昨日、次官からの話にもありましたが、トキが2羽、日本にやってまいります。それに合わせて13羽を中国にお返しするわけですが、中国から供与される2羽のトキの名前が、雄が「華陽(ホワヤン)」、雌は「溢水(イーシュイ)」、いずれも中国の陝西省にあるトキの営巣地の地名に由来していると聞いております。日中間のトキの保護協力は、両国の交流の象徴的な事業であり、トキを交換することは実に意義のあることだと考えておりますので、引き続き環境省としても一生懸命やっていきたいと思います。11月25日の日曜日には、新潟で「トキ野生復帰 日中国際シンポジウム」が開催され、私もそこに参加しますし、佐渡にも行きまして、トキの実態を視察してまいりたいと考えております。
 私からは以上です。

2.質疑応答

(問)今日の閣議にかかりました環境配慮契約推進法ですが、施行期日が決まりまして、国や特殊法人や地方自治体などで取組がいよいよ始まるということですが、改めて温暖化対策としての位置づけと、今後の取組に対する期待をお願いします。

(答)11月20日に検討会を開き、意見を取りまとめていただく予定で、11月22日の法施行後、基本方針を閣議決定したいと考えております。電力、自動車、省エネルギー改修、建築といった分野で、それぞれ評価項目等について、基本方針等を決めていくわけでありますが、一つ一つが決定的になるわけではないけれども、こういうことを進めることによって、温暖化対策におけるインフラを整えていくという意味においては非常に意味があると考えております。これに関するそれぞれの分野の方々には是非協力をいただきたいと思います。

(問)昨日の報道で、水俣病の原因企業チッソが新救済策に伴う医療負担を拒否する方針を固めたという話があるのですが、まだチッソから正式に発表されたわけではありませんが、それについていかがお考えでしょうか。

(答)私も報道だけでしか情報はありませんが、チッソが拒否をするという報道がなされたということは聞いていますし、新聞も拝見いたしました。私自身は是非、チッソにも協力していただきたいと考えていますが、それぞれの立場がありますので、チッソの言い分もしっかりと聞いた上で、国として協力をしていただきたいということについて協議をさせていただく時期がいずれは来ると思います。与党PTとチッソとの協議が行われるというような話も聞いておりますので、そういうことを引き続き見守りたいと思います。

(問)トキの名前の漢字を教えていただきたいのですが。

(答)雄の方は、中華の「華」と太陽の「陽」で「ホワヤン」、雌は、さんずいに「益」を書いて「イーシュイ」です。事務局から後ほど紙でお知らせいたします。

(以上)

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