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環境省大臣記者会見・談話等>大臣記者会見要旨

大臣記者会見・談話等

若林大臣記者会見録(平成19年7月24日)


1.発言要旨

 本日の閣議ですが、一般案件1件、あと人事と配付資料です。環境省は主請議、共同請議ともにございませんでした。一般案件は、衆議院の補欠選挙の費用として3億7400万余を、予備費を使いますということを決めました。
  私の方から皆さん方にご報告したいことが2件あります。1件目は、温泉の可燃性ガスの当面の暫定対策というもので、資料をお配り致しました。本日付けで、自然環境局長から都道府県知事に対しまして、当面の暫定対策の通知をいたしました。この暫定対策の具体的な内容は、可燃性ガスを含む温泉を対象として二つに分けられます。まず既存施設に対しては、十分な換気、ガス検知器の設置、安全担当者の配置などを要請しております。新規の施設については、源泉などの屋外設置を要請するというものです。これは緊急の暫定措置でありますが、恒久的な対策については、今後、温泉法の改正も含め、必要な制度の見直しをしていかなければいけないだろうと考えております。
  2件目は、「1人1日1kgのCO2ダイエット」であります。これも資料はお配りしていると思います。ご承知のように「私のチャレンジ宣言」にできるだけ多くの人に参加してもらえるように、協賛企業を募っております。これまでに10社から協賛のお申し出をいただいておりますが、本日、沖縄電力株式会社、佐川急便株式会社、首都高速道路株式会社、株式会社西友、中部電力株式会社、東邦ガス株式会社、中日本高速道路株式会社、西日本高速道路株式会社、日本航空、阪神高速道路株式会社、東日本高速道路株式会社、北陸電力株式会社及び本州四国連絡高速道路株式会社の13社から協賛のお申し出がありました。これらの企業からのメッセージと協賛内容は、チーム・マイナス6%のホームページで紹介することといたしました。今後とも協賛していただく企業が増えていきますように、国民にこの運動が広まることを期待したいと思います。
それぞれの企業がいろいろなアイデアを出しております。粗品進呈というようなものから、ポイント制でポイントを貯めたらレストラン等で優遇するなど、さまざまでありますが、それぞれの企業がキャンペーンに理解を示していただいておりまして、結構なことだと思って、ありがたくお受けをしています。
報告は以上ですが、昨日、次官からお話しがあったと思いますが、新潟県の中越沖地震における石綿の飛散対策についてでございます。地震の当日に、既にアスベストの飛散の状況を把握し、その濃度レベルは問題ないと確認をしておりますが、今後もこれらについての措置、対応を抜かりのないようにすると同時に、実は地震発生の翌日には、新潟県と長野県に対して、災害時における石綿飛散防止に係る取扱いマニュアルを案という形でご連絡をして、要請をしたところです。案という形でお示しすることは異例なのですが、考え方として、早く対応することが必要だという意味です。災害発生から直ちに取るべき応急措置、解体、補修作業の各工程における飛散防止措置の留意点などをまとめたものであり、これからさらに詳細を詰めた上で、8月末には案を取った形で配布を考えております。今後の地震災害の際にも、こういう手続き、マニュアルで対処してもらうということを念頭に置いているわけでございまして、今回は直ちに対応することが大事だということを認識して、案のまま、こういうことを検討していますというふうにお知らせしたところでございます。
私からは以上です。


2.質疑応答

(問)京都議定書の目標達成計画の見直しが進んでいて、明日、中間報告素案が出ると聞いているのですが、NGO等からは産業部門の対策が不十分ではないかという指摘も出ているようですが、その辺りのご所見をお聞かせ下さい。

(答)中央環境審議会、産業構造審議会が合同で、京都議定書の目標達成計画の見直しについて、年内の取りまとめを目標にして審議を進めております。明日発表するというようなことではありませんが、8月中を目途に、見直しの基本的な方向について中間的な議論に入っております。わかりやすく言えば、これは項目として弾出しですね。こういう項目が見直しの項目になるということで、その概要を示しているものであり、弾出しだと考えてもらっていいと思います。環境省としては、6%削減目標を確実に達成できるように、年内に審議会の最終取りまとめをし、そして年度内には計画の見直しに向けて作業を進めていきたい。この時に弾に磨きをかける、ブラッシュアップするということでございます。いろいろなご意見ももちろん出てくるでしょう。ですから、中間的な議論の集約をして、それらを明らかにしたことによっていろいろな意見が出てくれば、その意見をまた受け止めた上で、ブラッシュアップをするということを考えております。これは審議会ですからね。審議会から出たものを今度は政府部内で最終的な見直しをすると、これは3月中にやるということでございます。

(問)いよいよ来週の日曜は選挙ですが。

(答)そうですね。自分の選挙よりも肉体的には疲れていますね。私は動きやすい閣僚として期待をされたものですから、どのくらい行きましたかね。私は長野県の選挙対策本部長なのですが、12日は5カ所で出陣式をやって、皆に檄を飛ばしたわけですが、13日から出っぱなしで、1回も長野に帰っていません。広島に行って、岡山に行って、戻ってきて福島に行って、福島から戻ってきて山梨に行って、山梨から帰ってきて滋賀に行って、愛媛に行くと。それから帰ってきて埼玉に行って、東京をやって、それから北陸に飛んで福井、石川、富山と行って、帰ってきて今度は京都、大阪、愛知と行って、帰ってきました。だから14都府県ですね、10日くらいの間に。
自分の選挙の場合は、個人演説会をいくつかやりまして、大体21時か21時半くらいには終わるんです。そうすると候補は宿に泊まるなり、自分の家に帰るなりして寝れるんですね。朝のスタートは8時スタートです。応援の場合はその間に移動していかなければいけないんですね。車で移動したり、飛行機で移動したり、夜で飛行機がない場合は、飛行場近くまで行っておいて朝早くの飛行機で次のところに行くと。朝も早いですから、本当に駆けずり回っているという状況ですね。今日は千葉に行くことにしていますが、明日は神奈川に行った後、羽田から山口に飛んで、福岡に泊まって、朝の飛行機で沖縄に行って帰ってくると、これで27日まで、選挙期間終わりということで、自分の選挙区に帰れるのは28日、最終日に締めをするというような激しいスケジュールです。なかなか大変ですね。緊張は続いていますからね、疲れました。昨日、東京駅に着いたのは23時過ぎで、宿舎に帰ったのは23時半でした。この間に仕事が溜まっていくわけですから、今朝6時に大臣室に出てきて、今まで溜まった話を聞いて、こなして、ということなんです。本当に凄まじいですね。

(以上)

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