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大臣記者会見・談話等

若林大臣記者会見録(平成19年6月15日)


1.発言要旨

 本日の閣議ですが、一般案件4件、国会提出案件45件、公布4件、政令2件、人事案件です。環境省の主請議、共同請議ともにありません。
 私からは以上です。


2.質疑応答

(問)昨日、ポスト京都議定書の4大臣会合があったと思うのですが、その中で、総理が近くインドを訪問されるという話があったと聞いているのですが、大臣としてはどのような働きかけを今後期待されますか。

(答)4大臣会合の中味のお話については、塩崎官房長官から一元的にお話しすることになっていますから、その場での話として、総理がインドに行くということについてどうだと問われればちょっとお答えできないのですが、一般論として言えば、主要CO2排出国の中で義務を負っていない国といえば中国とインドが大きな国ですし、この間のG5にも参加していて、インドは温室効果ガスの排出抑制の義務的抑制については賛成できないということをかねて言ってきている国ですから、総理がインドに行かれるのであれば、その機会によく「美しい星50」の中の3原則にありますように、すべての国が参加するという原則と、経済成長と環境保全が両立できるようにするということ、そのために非常に柔軟で弾力性のある枠組みにするということ、この3原則を総理からよく説明していただいて、インドの状況に応じて、やはり応分の責任を負担してもらいたいということを、総理から、インドのどなたにお会いするのか知りませんが、インドの総理、もしくはその他責任者にお会いの機会にはそのように言っていただきたいと思います。

(問)来週、骨太の方針が閣議決定されると思うのですが、環境問題もいくつか盛り込まれているわけですが、そのことに対する評価やご所見がありましたらお聞かせ下さい。

(答)骨太の方針の中で、いろいろな場面で環境への記述があるようですね。できるだけ環境に配慮した経済成長でなければならないわけで、経済と環境が両立するという視点に立って、骨太の経済政策の遂行に当たっては、環境面にも配慮が行われるべきだと考えていますから、そのようなことが記述されることには歓迎です。それと、骨太の方針が概算要求、今までのように来年度の財政税制の方向を決めるというような扱い方になるとすれば、いよいよ来年は京都議定書の初年度でもありますし、洞爺湖サミットでも主要議題になることが想定されているわけですから、私どもも、地球環境問題を中心にして、環境政策についてはかなり思い切った政策要求をしたいと思っていますので、骨太の方針の中でそのような芽が出ているということは望ましいことだと思います。

(問)東京大気汚染訴訟の関係ですが、今日、この後10時くらいから、国の方から原告団に対して提案をされると伺っているのですが、これは具体的のどのようなお話をされるのでしょうか。

(答)今日そのような提案を国の方からするということを、私は具体的には聞いておりませんが、近々というふうに聞いています。具体的なお話はできません。

(問)先日、総理から60億円の拠出というお話がありましたが、こちらの話とプラスして、排ガス対策の今後の取組ということになるのでしょうか。

(答)既にそれは伝わっているんです。だからその意味では、総理の決断によって60億の拠出をするということ、それから制度としてこの間のNOx・PM法の改正をして、PM2.5についても研究会を立ち上げるということ、いろいろ道路の整備の在り方についても十分配慮していくということ、こういったことは伝えていると思いますが、もしまた今日やるとすればそういうことを伝えるのではないかと思います。

(問)これまで個別にやってきたことを、パッケージというか、総合的に国としてこんな感じで取り組みますというような形になるのでしょうか。

(答)今日、何時に誰がやるかということも聞いておりませんので、想定できないのですが、ただ中味は新しいことはないと思いますので、今言ったようなことだと思います。

(問)閣議が終わった後で総理と二人でお話をされていたと思うのですが、どういう話をされたのでしょうか。

(答)地球環境の問題というか、温暖化の関係で、ある国際的な集まりをする予定になっています。そのことを、こういう予定がありますということをお伝えしました。

(問)日本主催のものでしょうか。

(答)日本主催ではありません。ダボス会議というのがありますよね。そのアジア版が予定されているんです。ダボス会議ですから、民間の性格のものですが、重要な意味を持っていますし、総理自身も来年の1月のダボスでの会議にはぜひ行ってもらいたいと私は思っていますので、総理はご無理にしても、しかるべき人が行くのがいいと思い、そういう計画がありますということを総理にお話しました。

(問)それはいつ頃どこでやるのでしょうか。

(答)25日に、シンガポールでやります。

(問)大臣は行かれるんですか。

(答)ちょっとわからないですね。そういうことも含めて、どう対応しましょうかということなんです。国会がこんな情勢になっていますからね。


(以上)

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