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大臣記者会見・談話等

若林大臣記者会見録(平成19年1月5日)


1.発言要旨

 明けましておめでとうございます。
 本日、初閣議がありました。環境省関係は主請議、共同請議ともありません。案件は、大臣の海外出張に伴う了解事項と、農林水産省の幹部職員の異動の内閣承認です。あと報告として、渡辺喜美大臣の任命及び、これに関連して大村秀章氏を副大臣に任命するとのことでした。
 なお閣議発言として、交通事故防止対策について状況の報告がありました。だいぶ事故死亡者は減ってきているけれど、まだ6352名にも及んでいるので、今後とも飲酒運転根絶も含めて積極的な交通事故対策を進めなければならないという主旨の発言が高市内閣府特命大臣からあり、国家公安委員長からも同種の詳細な説明がありました。
 それから金融担当大臣から、中国を訪問して、中国の金融担当の責任者と会談し、金融に関する互恵協力の協議をして、一層協力を進めていくという話になったという報告がありました。
 なお、安倍総理からは、今年を美しい国づくり元年と位置付けて、みんな一致結束して、緊張感を持って取り組んでいこうということで確認をしました。
 私に関して言いますと、松岡農林水産大臣が、フランス、アメリカ、ベルギーに1月8日から16日まで海外出張を致します。その出張中、私が事務代理をすることになりました。また、甘利経済産業大臣が今日の夕方から1月13日までアメリカ、ベルギー、フィリピンに海外出張致します。その事務代理をお願いしたいということでした。
 以上です。


2.質疑応答

(問)年頭所感を出していらっしゃいますが、大臣としては、いろいろな環境問題がある中で、特に今年は力を入れていきたいと思っているような問題はありますか。

(答)非常に大事な年になると申し上げてまいりました。2008年にG8サミットが日本で行われますね。これはこの前のグレンイーグルズ・サミットで決まったように、地球温暖化問題についての報告書が出されることになります。その前に主要20カ国の協議も日本で行うことにしていますから、今年やることになります。そういう意味では、一つは京都議定書の実際の規制が2008年から2012年まで始まる直前で、待ったなしの年になりますから、それをレビューした上で、しっかり目的達成できるようにしなければいけないということで、最後の体制固めをしなければいけないことと、ポスト京都議定書に向けて、2008年の日本のG8サミットで、温暖化対策・環境問題というものを世界の合意に持ち上げていって世界に発信する、その準備の年になりますから、今年は特段大事な年になると考えております。
 他にも環境の問題というのは、緊張感を常に持っていないといろいろな事象が起こってきますから、大気、水、あるいは土壌、それぞれにわたって環境行政というものをしっかりと締め直していかなければいけないと思いますけれども、とりわけ地球温暖化への取組が大きな節目になると思っています。
 

(問)税調会長の辞任に続いて、次は佐田大臣が辞められるということがありましたが、夏の参議院選挙に向けて、政局がどのように推移すると見ておられますか。

(答)もちろん国民の支持や世論は大事ですし、基本です。安倍内閣の支持率がトレンドとして下がってきているということがしきりと強調されておりますが、それでも50%前後にあるわけで、これはかなり高い水準だと思います。ですから、そのようなことに一喜一憂することなく、やはり政策の骨格をしっかりと固めて、それを実行に移していくことを通じて、政策実行内閣としての実績をはっきり上げていくことが大事だと思っています。参議院選挙は、もちろん政治ですから意識はしますが、そのために何かをするということではなく、小泉時代の突破型の改革路線というのがあるわけですが、大筋、改革路線を継承しながらも、その改革の中で、あえて言えば光と影とでも言いますか、影に当たるような、目が届かなかった部分などについてしっかりと気配りをしながら、法律あるいは制度の運営をきめ細かく実施していけば、それが国民の信頼を得られる一番の基だと私は思っています。だから、参議院選挙を意識してやるべきことを先送りしたり、あるいは人気取りのような事をしてはならないと思っています。
 なお昨日、伊勢神宮に行ってきました。総理の随行で、行った閣僚は総務大臣と農林水産大臣、経済産業大臣と私でした。外宮及び内宮とも、沿道には一般の参拝客がおられて、総理の参拝があるから集まってきたという様子ではなかったのですが、安倍総理は行く先々で大変な人気でした。特に若い人、中年の人達が積極的に大きな声をかけていましたね。そういう声に引っ張られて危うく電車に乗り遅れるぐらいの人気ぶりでした。やはり、仕事をきちっとやっていけば自然に沸いてくるものだと思います。

 どうもご苦労様でした。今年もよろしくお願いします。

(以上)

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