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環境省大臣記者会見・談話等>大臣記者会見要旨

大臣記者会見・談話等

若林大臣記者会見録(平成18年11月28日)


1.発言要旨

 おはようございます。
 本日の閣議案件は、国会提出案件6件、政令1件、あと人事と資料配付でした。環境省の案件は、主請議、共同請議ともにありません。
 閣議後の閣僚懇談会で、総理大臣から、平成18年度の補正予算及び19年度の予算編成についての基本的な考え方について方針が示され、指示がありました。またそれを受けて、財務大臣から、しっかりやっていくという旨の発言がありました。
 また独立行政法人の中期目標期間終了の見直しの問題で、総務大臣から勧告の方向性を活かして見直しを進めるようにという話がありまして、佐田担当大臣から、23法人について指摘をし、それを各省庁に通知したという旨の報告がありましたが、環境省所管の法人はございません。
 閣議は以上のとおりですが、今日、スターンさんが来日されておりまして、国連大学でパネルディスカッションと基調報告を行われます。続いて、約20分ですが、地球温暖化への対応について、私も基調の報告をすることになっています。その後パネルディスカッションがありまして、当省からは小島地球環境審議官がパネラーとして参加をしております。また、明日スターンさんが表敬訪問をするという話があり、これを受けることになっております。13時半に大臣室にいらっしゃいます。私が承知している限りスターンさんはこの後、中国に回ると聞いております。 
 以上です。


2.質疑応答

(問)スターンさんご自身の考え方も、レポートでかなり深刻な影響があると述べられていますが、スターンさんと明日お話し合いをされ、COP/MOPに出席されたことも併せて、お考えを伺いたいということが一つと、もう一点、重ねて何度も伺いますが、道路特定財源の見直しについて、財務大臣は地域活性化にということをお話しされていました。その辺りと絡めて、何かお考えがあればお聞かせいただけますでしょうか。

(答)まずスターンさんの件についてですが、今日、スターンさんがどういう形で基調報告をされるかという中身は聞いておりませんけれど、スターンレビューが出ておりますのでおそらくその概要のお話があり、同時に、これからのスターンさんご自身の報告の進め方等についても言及されるのではないかと思っております。私の今日の基調報告では、この間のCOP/MOPではやや時間が短かったので、そのときお話ししたことを少し詳しい形で、ということを考えております。明日、スターンさんが来られたときには、キャップアンドトレードの重要性を強く言っておられるので、それに関することと、これから中国などを回って行かれるわけですので、どういう形でスターンさんの報告について理解を求めていくのかということについて、確認的にお聞きしたいと思っています。時間は30分程ですが、今日のスターンさんのお話を聞いた上で、明日さらにお聞きしたいことがあれば私からお聞きしたいと思うし、スターンさんも私の話を聞いた上で、どんなことをお聞きになるか、バイで詳しいお話をしたいと思っております。
  それから道路特定財源について尾身大臣が発言したことに関してですが、そのことについては特に何もお話ししておりません。私の方は、現行の水準を維持することを、それ自身がCO2排出のために大事だという意味で主張すると同時に、使い道については、その一部を温暖化対策に資するように充ててもらいたいという要望を出しておりますから、それらを念頭に置いて検討を進めてもらいたいと思います。具体的に私から言及し、個別にアプローチしているようなことはありません。

(問)補正予算に関して、環境省に関連するようなものはあったのでしょうか。

(答)補正予算は災害に限定するというお話がありました。各閣僚それを了解しておりまして、税収増の部分については国債の減額に充てるということで財務大臣からお話がでております。平成17年度決算剰余金9009億円の全額を国債整理基金特別会計に繰り入れることとして、財政健全化路線を堅持したいと考えている、というお話でした。

(以 上)

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