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環境省大臣記者会見・談話等>大臣記者会見要旨

大臣記者会見・談話等

若林大臣記者会見録(平成18年10月27日)


1.発言要旨

 おはようございます。
 本日の閣議の案件は、一般案件が4件、国会提出案件が16件、法律案が4件、政令が4件、人事案件と資料配付が2件でありました。環境省関係は、共同請議で海洋汚染等及び海上災害の防止に関する法律の一部を改正する法律の一部の施行期日を定める政令が懸かっております。
 なお、閣議後の閣僚懇談会で、冬季の暖房温度の設定について、官房長官、経済産業大臣からの発言と併せまして私の方から発言し、協力を呼びかけております。その内容は、業務部門での温室効果ガス排出量が増加を続けており、冬季の省エネルギー対策を強力に推進していくことは極めて重要であり、環境省としても、重要な地球温暖化防止対策の一つとして、民間企業に対して暖房温度20℃の実践を呼びかけていきます。さらに、暖房温度20℃を広く普及させ長続きさせるためには、我慢を強いるのではなく、適切な服装をすることによって、過度に暖房に頼らずに室内での快適性を確保することが重要であり、環境省としては、暖房温度が20℃でも暖かく効率的に仕事ができるビジネススタイルである「ウォーム・ビズ」を、11月1日から3月31日までの間、積極的に普及していくので、閣僚各位におかれましても、ご協力方よろしくお願いします、と申し上げたところです。
 以上です。


2.質疑応答

(問)道路特定財源の見直しの関係で、政府与党の協議が今月末から本格化する予定ですが、これに関連して松岡農水大臣が森林整備に財源を活用するべきだというような発言をされているわけですけれども、環境大臣として環境税の具体案の提案も含めた道路特定財源の見直しについての考え方をお聞きしたいのですが。

(答)しばしば国会でも質問されているのですが、道路特定財源の活用につきましては、自動車が炭酸ガスを排出しているということは利用者も承知している話ですから、比較的、森林整備など炭酸ガスの吸収源対策に活用することについては理解が得やすいのではないかと考えておりまして、このことも含めグリーン税制一般としてとらえ、環境税問題と併せて総合的に検討してまいりたいと考えております。

(問)昨日で大臣就任からちょうど一ヶ月が経ちましたが、その感想と、特に水俣病問題に関して就任直後は勉強するとのご発言だったのですが、一ヶ月経って、いろいろな問題があるというのはおわかりになったと思うのですが、特に最優先で取り組むべき課題として、今の段階ではどうお考えになっておられますか。

(答)環境省というのはいろいろなことがあるところですね。地球温暖化対策、あるいは自然・動物保護の話から、今お話があった公害対策まで、非常に幅広いなと、そして一つ一つが非常に深い問題を抱えているな、ということを改めて認識した一ヶ月でした。
  最重点と申しましても、次々にいろいろな対応をしなければなりません。ただその中でも、やはり地球温暖化対策への対応というのは喫緊の課題として迫っていますから、今日から目標達成計画の実施状況の見直しに入りますし、これは大変な問題として認識しています。
  お話がありました水俣への対応は、かなりの重点をおいて関係者のお話・ご意見を聞いていますが、未だすべてを聞き終わった状態ではありません。与党の方もようやく動き出したという段階ですから、与党の動きと合わせて検討をしていきたいと思っています。

(以 上)

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