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大臣記者会見・談話等

若林大臣記者会見録(平成18年10月20日)


1.発言要旨

 お待たせいたしました。
 本日の閣議でありますが、一般案件は4件です。また質問主意書が多くあり、国会提出案件は19件、条約の公布が1件、あと人事案件と資料配布です。
閣議後に閣僚懇に入りまして、そこでの発言として、一つはいじめによる子どもの自殺の問題でした。これは内閣の高市特命担当大臣から発言がありまして、子どもの自殺問題が連日報道されて、国民的な大関心事となっていると受け止めているけれども、自殺という方法を選ぶしかない状況まで追い込まれることは痛ましい限りであり、その原因となるいじめの問題については、関係府省が連絡して徹底した対応をしていく必要がある。そういう角度から広く国民に訴えていきたいが、閣僚関係省庁におかれても、このことを記者会見等の場を通じて訴えていただくとともに、関連施策の推進にもご尽力いただきますようによろしくお願いしますと、こういう発言がありました。また文部科学大臣の方から、このような子どもの自殺は、どこの子どもにも、どこの学校にも起こり得るというようなことであるだけに、いじめの徴候をいち早く把握して、迅速に対応する必要があるという見解を述べた後、やはりこういう問題が生じたときに、その問題を隠すことなく、学校、家庭、地域が連携して対処していかなければならないと思っている。その意味で、各学校におけるいじめへの取組の総点検を指示するなど、取組の徹底を今図っているところである、というご報告がありました。そのやり取りの中で、ただ、子どものいじめは痛ましい、大変悲劇的なことではあるのですが、そういう事実をそのように報道、対処するというだけではなくて、子どもの将来、未来というようなことを考えても、一度しかない人生なので、お互いに将来を見すえて、それぞれが個性を伸ばして生きていくための意欲というものが前向きに出るようなメッセージを出すように努力しなければいけないのではないか、といったようなことで締めくくられました。
それから報告事項として、経済産業大臣から平成18年度の原子力総合防災訓練について報告がありまして、10月25、26日の両日にわたって、総理ほか関係閣僚には2日目にご出席いただいて、官邸で原子力災害対策本部会議を開催するほか、現地の緊急事態応急対策拠点施設を活用した住民避難等の現場訓練も実施するので、ご協力を願いたいという発言がありました。
当省に関係があるものとしては、2008年のスペイン・サラゴサ国際博覧会に対する公式参加、併せて2010年の上海国際博覧会に対する公式参加について、閣議了解をいたしました。このスペインのサラゴサ国際博覧会、さらには2010年の上海の国際博覧会、いずれも水との関係や生活関連など、メインテーマというところまでいくかどうかはこれからの中身の詰め次第ですが環境がベースになっており、世界的にやはり環境問題に関心が集まってきているという印象があります。そのようになったのは、やはり愛・地球博が大変強いインパクトを与えたためであると受け止めておりまして、我が国としても、スペイン政府、中国政府からの参加要請に対し、積極的に参加するという意味で、公式に参加することを決定いたしました。
  それからもう1点報告ですが、昨日3Rの推進全国大会が名古屋でありまして、私が出席をし、ごあいさつを申し上げ、それぞれのイベントの推進に功労のあった個人、団体、企業などへの表彰や、あるいは小学校の低学年、高学年、中学生のポスターの入選表彰などを行い、同時に開催されておりました環業見本市にも行ってまいりました。参加企業はNGOも含めて200社ぐらい関係していると思われ、かなり気合いの入った、盛大な第1回の会合だったと思います。
  特別講演として、東京大学の小宮山総長が講演をされました。総長自身が大会の大会長なのですが、非常に気合いを入れてやっていただきましたことも、ご報告をいたします。
  以上です。


2.質疑応答

(問)来月に迫っている京都議定書の締約国会議ですが、大臣ご自身の参加の予定についてはどのようにお考えでしょうか。

(答)私自身も参加したいという思いはありますが、まだ国会日程の方が決まっていない状況です。まずは環境委員会の立上げが来週ありますけれども、委員会とのすり合わせを済ませ、与野党の協議をお願いします。大事な会議ですから、私自身やらせていただきたいという線で調整をしていきたいと思っています。

(問)来週、イギリスの副首相とお会いになるということなんですけれども、その会談では、どのようなお話をなさるのでしょうか。

(答)英国政府としては、小泉前総理が積極的なイニシアチブをとったことを高く評価しているわけです。そういう意味で、これからの環境問題に対します取組をお互いに積極的にやっていこうというエールを交換するというものだと理解しています。

(問)それは温暖化問題を中心にということでしょうか。

(答)何をおっしゃられるかはわかりかねますが、おそらくそういうことだと思います。

(以 上)

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