環境省大臣記者会見・談話等


小池大臣記者会見録(平成17年10月11日)

1.発言要旨
 おはようございます。
 今日の閣議は、一般案件が1件、国会提出案件が4件、沖縄・北方、環境関連はございませんでした。
 閣僚懇では、パキスタンの地震について、外務大臣から現状報告があり、これに関して、約2万人の被害が今のところ確認され、これはかなり多いので、消防をもっと送る必要があるのではないかなどという話がありました。総理からは、よく連携をとって下さいということでした。
 私から1点報告いたします。
 先日の記者会見で、我が家の環境大臣を100万人にしようという目標で、70万人達成というお話をいたしました。それとは違う環境大臣ですが、沖縄こども環境大臣の制度を作り、その第1号として、与那国島のこども環境大臣を任命いたしました。その後、沖縄の美ら島、離島に住むこどもたち30名を、各離島の沖縄こども環境大臣に任命いたしましたが、10月16日に那覇市で、その沖縄こども環境大臣が一堂に会する沖縄こども環境大臣サミットを開催いたします。サミットでは、それぞれの大臣から、自分たちの島での活動を報告してもらい、また、今後どういう活動をしていくのか、話し合ってもらう予定です。マニフェストの提出は、義務づけてはおりません。こどもたちを激励したいと考えております。
 16日のサミット後及び17日に、沖縄本島と久米島を視察します。久米島訪問は初めてです。各施設を視察するほかにも、楽天のキャンプはどうなっているのか、それが島おこしにどういう形で根づいているのかなどを見たいと思います。公務としては、7回目の沖縄訪問になります。
 私からは以上です。

2.質疑応答
(問)アスベストによる中皮種と肺がんの被害者数が最大8万5,000人と推定したという報道がありましたが、その辺はいかがでしょうか。

(答)今、各省連携をとりながら、法案作成を急いでいます。制度設計のために様々な予測をしていると聞いていますが、環境省として、公式に予測値をまとめたという事実はありません。
 いずれにしても、今後の被害者数は昭和47年以降の各種規制などの効果をどの程度見積もるのかによって大きく異なるものであり、確実な見通しでどれぐらいと断定することは、なかなか難しいものです。結果として幾らぐらいかかってくるのか、予算要求などにも絡んでくるので、この予測については、慎重に考えるべきものと判断しています。

(問)少し時期が早いのですが、内閣改造のことが少しずつ報道され始めています。内閣を改造することに対する全般の御意見と、一部雑誌で、小池大臣を官房長官にという報道もありましたが、それに関しては、どのように思われているのでしょうか。

(答)後者の御質問については、もう既にお答えしているように、内閣改造が行われるまではマスコミの書き得で、おもちゃにされているような気がいたします。好きにしてちょうだいと。実際は11月2日にわかるわけですから、まさに小泉総理の御判断になろうかと思います。
 改造については、今回の衆院選の結果を受けて、さらに改革を加速させていくということが国民の声としてあるわけですから、そのための布陣になるのかなと思っています。いずれにしても、毎回官邸に行ってみないとわからないので、私は11月1日まで、とにかく今与えられている仕事をしっかりとやっていく、それに尽きると思います。

(以    上)