環境省大臣記者会見・談話等


小池大臣記者会見録(平成17年10月4日)

1.発言要旨
  今日の閣議は、一般案件が2件、法律案が11件、政令が1件、環境、沖縄・北方関連はございません。
  閣議に先立って、原油問題に関する閣僚打合せが開かれ、担当大臣からそれぞれ発言がありました。
  石油価格がこれだけ高騰したため、緩慢なるオイルショックが続くということを私は前から申し上げております。もちろん緊急の対応策も必要ですが、こここそ脱温暖化社会の構築、化石燃料からのパラダイムシフトができるということを、私の経験を踏まえて発言いたしました。まとまった内容は、官房長官から発表があると思いますから、それを参考にしてください。
  私からは、政府全体の環境保全施策が効率的、効果的に展開されるよう、見積方針の調整を行い環境保全経費として取りまとめています。これは毎年行っていますが、18年度については2兆5,759億円であり、17年度の当初予算額に比べて2,105億円、8.9%増となっています。これからの調整になりますが、環境保全上の観点から、特に効果が期待できると考えられる施策を、プライオリティー順をつけて取りまとめておりますので、併せて公表いたします。詳しくは、後ほど事務方に聞いてください。
  私からは以上です。

2.質疑応答
(問)水俣病ですが、昨日、十数年ぶりに集団提訴という形になりました。大臣の受け止め方と、今後の対応をどうお考えになるのか、お聞かせください。

(答)以前から、提訴するということは聞いておりました。今日の朝日新聞に何か書いてくださっているようですが、判断基準の見直しは一切考えておりません。それから、認定審査会の再開に向けた前委員への説得を今続けているところです。また、保健手帳の内容の拡充と申請受付再開の準備などに、しっかりと努めていきたいと思っています。熊本地裁に提訴したということですが、これからの流れを見ていきたいと思っています。

(以    上)