環境省大臣記者会見・談話等


小池大臣記者会見録(平成17年8月15日)

1.発言要旨
  おはようございます。
  閣議は、一般案件が1件です。
  内閣総理大臣談話として、終戦60年を迎えるにあたっての内閣総理大臣談話が配られました。
  閣議が終わり、総理から、今年はお盆もないね、みんな体に気をつけて頑張りましょう、との一言がありました。
  以上です。

2.質疑応答
(問)今日の靖国神社の参拝は、午前中、午後、どちらですか。

(答)今、予定が動いていますので、状況を見てということになると思います。

(問)自民党から東京10区の公認を正式にもらい、改めてお気持ちと、それから石原知事が小林前議員の応援を明言していますが、それについてのお気持ちも含めていかがでしょうか。

(答)公認問題で、突然の話でしたが、東京都連で明確に答えを出していただいたことに感謝しています。決まったからには、自民党公認候補としてしっかりと政策を訴え、郵政民営化の選択肢を示す候補として出馬するのですから、勝ち抜きたいと思います。
  そう簡単な選挙にはならないと思いますので、心して取り組んでいきたいと思います。
  石原知事については、これまでもお友達であったと聞いておりますが、どうされるかは都知事自身のお話なのでよくわかりません。友情を大切にされるのだと思います。

(問)地元の自民党には、ごあいさつをしたのでしょうか。

(答)近々、そのような場が設けられるということなので、組織としての枠組みを今整えつつあるということです。

(問)反対派に対立候補を出すことについては、やり過ぎではないか、封建的だとの批判も出ているようですが、その当たりについてはどのようにお考えですか。

(答)ここは日本なので、そういう感覚が出てこないことはないと思います。しかしながら、今回、明確に構造改革を本当にやるのかどうか、国民に真を問うと、訴えているのですから、その受け皿がないと入れたくても票の行き場がないということになる。政党とすれば候補を立てるのは一番重要なことだと思います。

(問)改革以外に環境などで、他で何か訴えることはあるのですか。

(答)東京は、ヒートアイランド問題やごみ問題を抱え、環境問題の塊です。東京の環境問題をどう進めていくかは、日本全体の問題にも関わると思いますので、ひな型が作れるようになればいいなと思います。もちろん勝った上ですが、石原都知事としっかり連携をとっていきたいと思います。

(問)靖国のことに戻りますが、閣僚の中で靖国に参拝する人としない人に分かれていますが、このようなことは、大臣は気になりますか。

(答)それぞれの思想や信条で行くのですから、その件については、閣僚だからということでは余り意見を持ちません。

(問)この間おっしゃったような理由で、節目の年に私人として参拝されるのですか。

(答)はい、それ以外のなにものでもありません。本日の内閣総理大臣談話は、改めて今、私たちが享受している平和と繁栄は、戦争によって心ならずも命を落とされた方々の尊い犠牲の上にあるということから始まっていますが、その通りだと思います。

(問)今日で終戦60年ですが、先の戦争に対する総括と、その後の60年の日本の歩みについてどのようにお考えでしょうか。

(答)私は、常に、私の愛読書の一つ『失敗の本質』のことを申し上げています。これは戦争を客観的に分析したもので、戦い方や、意思決定の方法などについて述べたものです。戦争について過去を振り返るとき、そのような客観的な見方も重要だと思います。
  戦後60年の間、日本は平和と繁栄を享受してきました。それは、尊い犠牲の上に成り立っているものです。そして、民需主導で経済を進めたことが、今の日本のものづくりの基本にもなっています。このようなことを総合的に考えれば、日本の強さや、日本人のはい上がる力が複合的に出てきたのは、平和と安定が背景にあったからではないかと思います。


(以    上)