環境省大臣記者会見・談話等


小池大臣記者会見録(平成17年8月10日)

1.発言要旨
  おはようございます。
  今日は、8月10日の繰り下げ閣議です。法律の公布が2件、政令が4件ありました。環境省関連では、ダイオキシン類対策特別措置法施行令等の一部を改正する政令がありました。沖縄・北方関係はありません。
  閣僚懇では、総理から、大変暑い夏ではあるけれども、自分の選挙区、そして党の応援で、皆さん体に気をつけて頑張ってくださいという声がありました。そして、村上大臣から、総理もご自愛くださいという声がかかり、みんなでどっと沸きました。
  私からは以上です。

2.質疑応答
(問)大臣が東京10区から出馬するという報道がありましたが、これについてはどうなのでしょうか。

(答)お話はいただいております。ただ、これまで兵庫県で支援者の皆様に長年育てられ、そして共に闘ってきたという方々がいらっしゃいます。この後、地元に参り、支援者の皆様方と話し合いたいと思います。報道はかなり断定的に出ていますが、まだまだ調整しなくてはならないこともありますので、その上で決めたいと思っています。

(問)立候補の要請は、具体的にいつ、誰から、どのような形であったのでしょうか。

(答)遠くはない過去にお話をいただきました。誰からということは申し上げられませんが、選挙戦が本格的になってきた中で出てきた話であろうと思っています。

(問)これから地元の方と協議したいということですが、大臣ご自身の気持ちとすれば、前向きと見てよろしいでしょうか。

(答)今は、改革にストップをかけてはいけないと思います。そのため、今回の選挙はとても大きな意味を持つと思います。各国が大変なスピードで改革をしていく中で、日本が取り残されないようにするためには、どのようにすべきか、その中で、私自身は何をすべきか、そういうことを今考えているところです。
  景気の面では、クールビズ効果もあり、個人消費も大分ホットになる中で、改革がUターンすることは、単に今回の選挙だけでなく、10年、20年の大きな意味を持つと考えています。そういうことも含め、総合的に判断したいと思います。

(問)郵政法案に反対した議員との対立ということで、多分注目されると思いますが、その選挙区に立候補して下さいという要請があったことについては、どのようにお考えですか。

(答)お話のあった選挙区は、反対された方と対案を出さなかった民主党の議員の方がいますが、有権者としては、その他の選択肢がほしいと思いますので、その受け皿も考えられると思います。これは、単に今回示された選挙区だけの話ではないと思います。非常に多くの有権者の方々は、今回の解散があり、今、日本はどうあるべきか、真剣に考えていると思います。その意味で、今、執行部で、そういった政策を背負って走る候補を考えるのは、当然と思います。
  私がどこでどうしてというのは、まさに総合的な判断の中から出てきている考え方だと思います。

(問)閣議後に総理とお会いになったと思いますが、その選挙区に関して話をしたのでしょうか。

(答)閣議後は、官房長官とお会いしました。

(問)今回の党の要請について、大臣ご自身のお考えは、前向きに考えたいと理解してよろしいのでしょうか。

(答)改革をストップさせないために、私に何ができるかを総合的に判断していきたいと思います。

(問)党執行部から、東京10区に鞍替え、出馬してほしいという要請は、どのような言い回しだったのでしょうか。

(答)一言聞けば阿吽の呼吸でわかります。細かい説明は特にはありませんでした。

(問)それは、参議院の採決よりも前ですか。

(答)後です。

(問)反対派を落とすためという意味合いにとられたのですか。

(答)有権者に選択肢を与えるということです。

(問)いつまでに最終決断を出されるのでしょうか。

(答)間もなく選挙戦が始まろうとしていますので、できるだけ早くやらないと、どちらにも迷惑をかけると思っています。

(問)兵庫県の選挙区にいつ戻られるのか、それから後継について、どのようにお考えでしょうか。

(答)今日の午後、公務が終わり次第戻りますが、まだ日程は決めていません。
  後継については、総合的に判断するものですから、基本的な判断をした上で考えたいと思います。

(問)相手となる可能性が極めて高い小林興起さんについては、どのようにお考えでしょうか。急先鋒として活躍されていましたが。

(答)大変元気な方だと以前より思っておりました。かつてパーティーで、環境のことばかり言っていたら経済はよくならないと、面罵されたことをよく記憶しております。

(問)鮫島議員については、どのようにお考えでしょうか。

(答)鮫島さんは、ある種、同士であります。これは、日本新党の同士ということです。私の選挙区でこれまで闘ってきた方も同士でありました。

(問)大臣が出馬されれば三つ巴という形になって、結果的に民主党に利するという考え方もあると思いますが、大臣自身はどのように考えていらっしゃいますか。

(答)それは総合的な判断だと思います。ですから、選挙はいろいろな構図があると思います。私がもし出ることになれば、かえって陣営を固める効果もあり、選挙はやってみなければわからないと思います。ただ、有権者の方々の思いにしっかり応えることは、どの選挙区であっても、同じことだと思います。
  いずれにしても、改革を今止めるわけにはいかないと思います。


(以    上)