環境省大臣記者会見・談話等


小池大臣記者会見録(平成17年6月21日)

1.発言要旨
 今日の閣議ですが、小泉総理と町村外務大臣はソウルに出張中です。細田官房長官が代理を務めました。
 一般案件が1件、国会提出が5件、政令が2件、配布が2件、環境、沖・北それぞれ関連はございませんでした。
 南野法務大臣から、青少年の現状ということで説明がありました。
 また、テロといった公安関係のG8会議の報告がありました。南野法務大臣と村田国家公安委員長は会期末と重なっていたので出席できませんでしたが、報告の最後に国家公安委員長から、毎年この会議に日本から事務方だけが出席していることは、テロ対策等に対する日本の姿勢が世界において問われるのではないかと指摘がありました。私は、発言しておりませんが、そのとおりだと思います。以前から申し上げていますが、外に向けての対応は、システム的にも社会通念的にも考えた方がよいと思っていることを加えておきます。
 私から御報告ですけれども、6月23日に沖縄県が主催いたします沖縄全戦没者追悼式に出席するため沖縄を訪問します。私は、明日から現地に入る予定にしています。
 沖縄は、苛烈をきわめた戦いの中で、多くの貴い命が失われた地であります。今年は終戦60年という節目の年ですので、追悼式に出席いたしまして、改めて沖縄県民の皆様を始めとする戦没者の方々の御冥福と御遺族の方々の今後の御多幸をお祈りして参りたいと思います。
 日程などについては、事務方にお聞きください。
 私からは以上です。

2.質疑応答
(問)直接の所管ではないですけれども、最近、追悼施設について、与党内でも相当議論が高まっていますが、新しい追悼施設について大臣の見解や考えみたいなものはありますか。

(答)昨日も世論などのさまざまな声を聞いて、国内状況を見ながら検討すると総理がおっしゃっています。また、建設の是非を他の国から言われてどうということではなく、まず日本人自身が考えるものだとおっしゃっています。これから建設の是非も含めて検討されると考えております。
 私は、靖国は靖国であってそれ以上のものはないと考えている一人であります。

(問)新たにできたとしても靖国神社には参拝されるということですか。

(答)結局、屋上屋を重ねるのではないかという議論は以前からあります。そういったことも含めて総合的に検討されるのではないかと思います。

(問)先ほどの南野法務大臣、村田公安委員長の海外の出席ができなかったことは、国会の日程が合わなかった理由のほかに、何かとりわけの事情はあるのでしょうか。

(答)会期末だったからではないでしょうか。日程の確認はしていませんが、会期末は予算の最後の頃と同様の扱いになるのではないかと思います。それと重なったということだと思います。

(問)その場合は、はた目から見ると、重要な国会日程があって、それもしかるべきかなという気もするのですけれども、大臣御自身はどう思われていますか。

(答)ケース・バイ・ケースだと思います。欠席する人をどう扱うかが与党でもいろいろ議論されているところで、日本の場合は、票決によって1票、2票を争うところと、形として全員が臨んだか否かを問われることが、これまでの国会の目安でありましたから、その意味では、今回はこれまでどおりの方針で国対も臨まれたと思います。ただ、もう一つ大きな目安もあるのではないかというのが私の考えであります。
 これは、いずれにいたしましても、議運や国対マターでありますので、その方に全て委ねて、我々は、まな板の上に乗っているので、あまり言うのもどうかと思っています。

(以上)