環境省お知らせ記者会見大臣発言要旨


小池大臣記者会見録(平成17年3月4日)

1.発言要旨
 本日の閣議は、国会提出案件3件、法律案7件、政令5件、配布1件。沖縄・北方、環境関係はそれぞれありませんでした。
 閣議で、今日原子力白書が発表されたということで、それについて科技担当大臣、経産大臣、それから文科大臣の発言がありました。
 閣僚懇についてですけれども、国家公安委員長から、受刑者の再犯防止をいかにするかということで、警察と法務との連携について話があり、この後法務大臣からもそれについてのフォローの言葉がありました。しっかりやっていきましょうということでありました。私からすると、警察と法務がこれまでそんなに別々にやっていたのかというぐらいに思っております。
 私からの御案内でありますけれども、3月7日月曜日に建設業界と環境大臣で、第11回目の業界との懇談会をさせていただきます。建設業界は建設資材の消費などを通じて、産廃の排出量の約2割弱が建設廃棄物であるといった意味で、資源循環型社会の構築という点での役割は大きい。それから地球温暖化問題、土壌汚染、地球温暖化という面からも、環境に優しい住宅、複層ガラスにするとかいろいろありますので、しっかりコミュニケーションをとっていきたいと思います。建設投資というのは、GDPの約1割を占めています。
 それから今日、三宅島に出発ということになります。
私からは以上です。

2.質疑応答
(問)特定外来生物のパブリックコメントが10万通を超えたということですけれども、この結果が大臣の判断にどういう影響を及ぼすかをお聞きしたいと思うのですが。
(答)私は100万通来るのではないかと思っていたのですけれども、1桁違ったなと思います。10万通なので、これから精査するのは大変です。紙代もかかるなと思ったりもするのですけれども、これから精査をさせていただきます。ただイエス・ノーの意見だけでなく、いろいろな情報なども参考にしていきたいと思っております。元々、賛成、反対の数で競うものではありませんので、どういった意見が書かれているのか、これからそういったことの作業に入っていきたいと思っています。意見の中身については、また精査した上で公表したいと思っています。
(問)熊本日日新聞ですが、水俣病対策のことで2点お尋ねしたいのですけれども、1点は費用負担割合の問題で、熊本県側は2分の1にかなり反発しているようですけれども、国としてはやはり2分の1というのは譲れない線ということかどうか。それともう1点は、素案が出ましたが、かなり患者団体からまだ十分ではないというような声がもう既に上がっておりまして、その点についてどうお考えか、これらついてお聞かせください。
(答)まだ県とも協議をしておりますし、また患者団体の方にも今いろいろとお話をしているところなので、まだ何とも言えないと思っております。これからも精力的に詰めていきたいと思っております。

(以    上)