1.発言要旨
おはようございます。
今日の閣議は、国会提出案件が質問に対する答弁書で10件、法律案が4件であり、環境、沖北それぞれ関連はありません。
閣議では、私から、北方領土の日に当たってということで、2月7日の北方領土の日についてお願いを兼ねて発言をしました。文面は後ほど皆さんへお配りします。
閣僚懇では、村田防災担当大臣から三宅島の避難指示が解除され、今日の夜11時に第1陣の帰島が始まるということと、大野防衛庁長官がバンダ・アチェに副長官を派遣するという報告がありました。
それから、私からの報告ですが、地球温暖化の防止などの環境保全活動を推進するため、愛・地球博を記念して、「私が持ちたいマイバッグプリントデザインコンテスト」を実施します。各部門の最優秀作品は環境大臣賞を差し上げ、それと同時に、バッグにプリントして環境省オリジナルのマイバッグとして、愛・地球博の会場などで配布をしたいと考えています。いろいろ部門がありますので、また詳しくお知らせいたしますが、エコバッグ、マイバッグをより普及していって、身近な生活の中からエコ活動をしていただくことを目的とするわけです。
私からは以上です。
2.質疑応答
(問)今日午前8時から、自民党の部会で水俣の対策として、現在のところの環境省の案を伝えていると思いますが、その件に関して大臣のお考えは。
(答)総合対策事業の拡充であるとか、関西訴訟などの司法認定者に対する療養費の支給などは、関西訴訟の最高裁判決が出てから、各団体からの要請が出されているわけです。熊本県ともこういった対応についての協議をしているところですし、また部長を水俣に派遣したところであり、まだ国として何ができるかを模索中で、現時点で何か固まったというものではありません。
ただ、この問題は、公式発見から50年という節目も間もなく来るわけですし、私としてもしっかりと当たっていきたいということを申し上げる、そこでとどめておきたいと思います。
(問)認定基準の見直しはしないと。
(答)それも含めて今総合的に対処しておりますが、もともと私の姿勢については、従来述べているとおりです。
(問)いつぐらいまでにというお考えはありますか。
(答)できるだけ早く。ただ、関係者はいろいろいらっしゃいますから、できるだけ早くということと、一つひとつのこれまでの経緯、一つひとつのそれぞれ持っておられるお気持ち、これを大事にしながら進めていくという対応をしていきたいと思います。
(問)昨日、ブラックバスが外来種の指定対象とすることを専門家会合で了承されましたが、それについての大臣の受け止め方と、今後反対してきた釣り業界の協力が必要となりますが、それをどのように理解を求めていかれるのか。そして、大臣自らがお会いして説明していくというような考えはあるのでしょうか。
(答)昨日の全体会議で指定の種を決めていただいたということで、会議としての結論は非常に重いものだと思っております。生態系保全のための第一歩としての今回の結論だと思います。この後、パブリックコメントも始まるわけですけれども、既に私のところに反対と賛成と両方ですが、メールが数多く寄せられております。それは歓迎すべきことではあるのですが、ウイルスまで一緒に連れてくる人がいて、強制シャットダウンしてしまう。だから、ブラックバスとウイルスの放流はやめていただきたい。ワームは釣りのときにやっていただきたいと思っております。
これから、関係の方々といろんな形の接点があろうかと思っておりますので、そういった中から具体的な案などもこれから詰めていかなければなりません。いずれにせよ、今はパブリックコメントの段階に入ったということで、皆さんの声にも耳を傾けていきたいと思います。
(問)水俣の関係で、検討会の人選というのは、今どういう状況になっていますか。
(答)まだ検討中です。
(問)いつごろまでに第1回の検討会を開催するのでしょうか。
(答)固まり次第です。
この水俣病というのは一体何だったんだろうかと、かつて政治決着のときに、検証なども行われました。しかし、時間がたって、その中においての何がどうしてこうなったのかということの解明などに努めていきたいと思っています。
(問)今後、その検討会での検討状況と環境省が打ち出す対策とは、どういう関係になるのでしょうか。
(答)検証するのはまた時間がかかるわけですから、それと対策とはスピード感が異質なものであってもいいと思っています。
(問)直接の関係はないということでしょうか。
(答)水俣病そのものについては関係が当然あるわけですから。
(以 上) |