環境省お知らせ記者会見大臣発言要旨


記者会見大臣発言要旨(平成16年9月3日)

(大臣)閣議の案件ですが、一般案件が2件、国会提出案件が10件で、この内の1件が佐藤謙一郎さんから瀬戸市の珪砂採掘計画に関する質問主意書に対する答弁ですので、後で広報室からお知らせします。政令が3件、人事4件、報告1件でした。北方領土のご報告であるとか、台風の視察の報告等がございまして、特に閣僚懇でのやりとりはありませんでした。私からは、以上です。


(質問)来週の奄美大島の視察について、大臣のお考え等お願いします。
(大臣)外来種生物の法律が前回の国会で成立致しまして、アマミノクロウサギ等がマングースに食べられてしまうということで、私もこれから防除という観点から現場を知っておきたいと思い、そのマングースを捕獲しに行こうと思っております。皆さんも、よろしければ行きましょう。実際にどのような捕り方をしているのか、どれくらい効率が上がっているのか、やはり現場を見ないとわかりませんので奄美大島に行くということです。

(質問)一部報道でもでていますが、三宅島の帰島問題で非常に多くの廃家電、自動車等のゴミがでているということで、村の方からも国に撤去費用を要望しているという声も上がっていますが、環境省として何か考えておられることはありますか。
(大臣)まず、島民の方々がなかなか故郷に戻れないというお気持ちは、お察ししたいと思います。廃家電であるとか、ほとんど腐食している自動車の処理についてですが、これらの数が3千数百台にも上るということで、これから帰島ということになり実際にまず生活環境の保全ということで、この処理が必要になってくると思います。一般的に災害廃棄物の処理については、収集、運搬、処分に係る事業に対してはこれまでも1/2の補助ということをやって参りました。ただし、廃自動車に対しての国庫補助の取り扱いについては、これは全く今までにない事案ですので、現在、財政当局とも調整中です、現地の事情、状況をよくお聞きしてまいりたいと思いますが、気持ちとすれば出来るだけ国としても、環境省としても支援をしていきたいと思います。

(質問)浅間山の噴火の関係で、直接は気象庁等だと思いますが、環境省として周辺の自然保護対策等進める予定はありますか。
(大臣)環境省の役割として大気に対しての様々な環境影響がないかということで報告を受けてますが、特に今回の浅間山の噴火についての大気面での環境に対しての問題はないと聞いております。

(質問)三位一体の関係で、閣僚会議、地方6団体との協議会等が来週以降日程が決まってきておりますが、大臣としてはこのような会議にどのような姿勢で望まれる、もしくは外側から見られますか。
(大臣)一番直近が来週7日に第一回の閣僚の協議会という形でありますので、それに参加いたします。環境省として国としての環境行政を進めていくために必要なことをそこできっちりと発言していきたいと思います。基本的には、誰が責任を持って環境行政を進めていくのか、そして、その中の国と地方の役割は一体何かということをまずは整理していかないといけないのではないかと思っております。そういったことで今事務方にも改めて役割、責任それらをきっちりと整理するように指示しているところです。

(了)