環境省お知らせ記者会見大臣発言要旨


記者会見大臣発言要旨(平成16年7月27日)

(大臣)閣議の案件ですが、一般案件が3件、国会提出案件が1件、公布が1件、政令が4件、配布が1件でした。環境省関連では、質問主意書が1件ありました。閣議では、年金関連法案にかなりの訂正箇所があったことについて、それぞれの議運で説明もし、今日の官報でこれを出すという報告がありました。閣僚懇では、金子大臣から補助金関係の話として、地域再生の提案に係る取組みについて、地域の地力全開戦略として強力に推進するという話があったことから、補助金の整理・統合に関し、閣僚懇の中でいろいろと発言が出ました。環境省関係は、合併浄化槽の話ですが、国土交通大臣からも下水道の話等いろいろやりとりがありました。私ももちろん発言しましたが、最後に総務大臣からは、要は一番金のかからない方に集約するんだよという雄叫びがあり、まさにそういうこともあろうかと思います。これから必要なのは、面としてというよりも、地域から上がってくるのは、むしろ点としての対応をしてくれというのがほとんどですので、しっかりこの辺は、効率を考えて対応していきたいと思っております。その他、野沢法務大臣から、これからは民間大臣でやらしていただくという話がありました。また、閣議が始まる前に、竹中大臣の胸元に金のバッジが光っていて、それは高い方だねというやりとりがありました。以上です。


(質問)浄化槽等の関係で、小池大臣はどのような発言をされたのでしょうか。
(大臣)基本的にその問題については、どちらかというと下水道の方は面の処理でやっておられるけど、こちらの方は点として対応していくということで、これまでの環境省としてのスタンスを改めて申し上げたところです。短い時間でしたので、私はその一言だけ申し上げました。

(質問)環境ホルモン関係で、ビスフェノールAという物質は、哺乳類については毒性が確認されていないが、メダカなどについては環境ホルモン性が確認されているという結果が出ましたが、これをどのように評価されるのでしょうか。また、今後の環境ホルモン問題の対応の方向について、どのようにお考えでしょうか。
(大臣)検討会で、試験結果ということで公表したかと思います。一つの結果として、環境省としても、これからも必要な形で検討を進めていきたいと思っております。

(質問)先ほどの環境省関係の質問主意書の内容は、どういうものでしょうか。
(大臣)これは、射撃等による鉛弾の関係です。民主党の谷博之さんから出されたもので、後で皆さんのお手元に届くと思います。

(質問)知床のIUCNの現地調査が終わりましたが、感想をお聞かせ下さい。
(大臣)約1週間でありますが、シェパードさんが陸海空と精力的に見ていただきまして、これまでの感触からすると、非常に価値のある地域であるということをお認めいただいているのではないかと思います。12月に向けて、評価書を作っていただくということで、これからもいろいろなフォローのための質問なども来ると思いますので、環境省としても、しっかりとバックアップをして、そして登録実現に向けて、努力を重ねていきたいと思っております。

(質問)補助金の話ですが、三省の補助金を一部交付金化するという話もありますが、制度設計の関係で、今後のスケジュールなり何か方向性などありましたらお聞かせ下さい。
(大臣)環境省としての方向性は、合併浄化槽等については、これからも地元からのご要望も大変強いということもあり、交付金という形も含めて、それぞれの地域のニーズに合った対応を考えていきたいと思います。最近また、地球温暖化に絡んで、水質の問題で生態系等に対してもいろいろな影響が出ているということなので、一番効率の良い、スピード感とお金の面の両方を含めて対応ができるという点で、浄化槽の利点がかなり活かせると思っています。役所間の話もともかく、そういう対応は、スピーディにやっていきたいと思っております。

(了)