環境省お知らせ記者会見大臣発言要旨


記者会見大臣発言要旨(平成16年6月22日)

(大臣)閣議の案件ですが、一般案件が2件、国会提出案件が15件、政令が2件、配布が1件でした。環境省関連はございません。閣僚懇では、タウンミーティングの報告、また予算執行調査について、財務大臣から一言ありました。
 米子でのエコアジアも無事終了し、更にはライトダウンの方も、皆さんの協力をいただいて終えることができました。ありがとうございました。以上です。


(質問)小笠原にレンジャーを置くという話で、東京都知事の方から、環境省の対応について、みっともないとか後手ではないかという言い方をされています。このまま言われ放しですと、環境省としての沽券にかかわるだろうし、これをきちんと反論するなら反論しておかないと、都の言い分が通って、環境省はまるで後から慌てて置いたというようにとられかねないと思うのですが。
(大臣)やりとりをしているより、やることをやっている方がいいのではないでしょうか。それは石原さん独自のいつものレトリックであるから、それはそれで結構かと思います。ただ今まで、人数の少ないことの問題等を抱えているんです。その中で、今回ようやく宿舎や居場所も決まったわけで、そこは粛々と進めていくこと以外の何物でもないと思っております。政治のスタイルの問題ではないでしょうか。

(質問)どういうスタイルですか。
(大臣)誰かに対してものを言うということです。

(質問)石原さんはどういうスタイルで、大臣はどういうスタイルなのでしょうか。
(大臣)国に対してとか誰かに対してものを言うということから、いろいろスタートされるというのは、これまでのいろいろなパターンではないでしょうか。こちらがそれに応えた方が、マスコミ的にはおもしろいかもしれませんが、私は、着々とやることをやるということです。ホームランとか盗塁とかを考えずに、一つずつ前に進み、結果として得点は一番多いという形をずっと目指していこうというのが、最初に私が申し上げた姿勢ですから、それで今も重ねてきていると思っています。

(質問)ライトダウンの件ですが、全国で約6000施設位、昨年が2300施設位ですから、昨年の倍以上の施設が参加して、NGOの方でも、昨日ホームページを見たら、個人参加者が1万人近くいたということです。今回参加されたご感想と、1日だけというのも何かなあという気もしますが、その辺り省エネに対する大臣のお考えをお聞かせ下さい。
(大臣)派手なイベント的なものは1日でしたが、3日間を通じて行われたということは、光が点らないことで省エネにスポットが当たったと思っています。去年よりも倍に増えたということは、大変輪が広がったということの表れだと思っています。こういうことは、思っていてもなかなか実行に繋がらないときもありますけど、実際には、前回が2278だったのが、今回は6069施設と2倍以上に増え、なかでもデパート、スーパー、コンビニ等の商業施設などはお客が来なくなるのではないかという心配もあったのかもしれませんが、そういったところも参加して下さったということは、広がりの手応えを感じます。それから、米子の方でも、アジア各国の方々、今回、6カ国の環境担当大臣を含む20カ国が参加してくれて、一緒にこのライトダウンを行いました。それも非常に幻想的で、言葉でライトダウンを説明するよりも、こういうことなんですよということを、皆さんと一緒に体験ができ、アジアのそれぞれの方々も大変感銘を受けて下さって、来年もNGOの皆さんと協力して、より多くの国にも広げていきたいと思っています。昨日家に戻ったのが9時58分くらいで、廊下からちょうど東京タワーが見えるので、今度はライトアップする瞬間を見ようと思って、見ていました。一気には点かないで、じわーっと点いて、また町の様相がそれで変わってくる、だからライトアップされていないときの主張もあるんだなということも強く感じました。これからもっと広げていきたいと思いますし、この3日間だけではなく、省エネということで、みんなが行動して下さることが一番重要なことだと思います。この前の日曜日は、家に戻ってライトダウンをして寝ました。


(了)