環境省お知らせ記者会見大臣発言要旨


記者会見大臣発言要旨(平成16年5月21日)

(大臣)閣議の案件ですが、一般案件が1件、国会提出案件3件、公布(法律)10件、政令7件、人事3件、報告1件、配布1件でした。
 閣僚懇で私の方から明日の訪朝で、拉致問題の解決、東アジアの平和確立のためにしっかりお仕事されますようにということを申し上げました。私からは、以上です。


(質問)訪朝の関係ですが、具体的な注文、期待のようなことを述べられたのでしょうか。
(大臣)ありません。

(質問)閣僚懇での発言とは別に、何かこの場で期待されるようなことがありましたらお願いします。
(大臣)訪朝は2度目ということですが、こちらから2度行くということは異例なことだと思います。今回の訪朝は拉致家族の方々にとっても、またそれを見守ってきた救う会、特定失踪者の方々、大変明日の成果を固唾を呑んで見ることになるかと思いますが、北朝鮮側がどのような対応をしてくるのか予測ができない国だけに、明日、総理がお帰りになるまで私自身もどういうことになっていくのかよく注視をしていきたいと思っております。また、どのような結果になってくるのか、それによって対応の仕方が変わってくると思いますので、いい方向性が出ることを期待しております。

(質問)EU・ロシアサミットの関係ですが、今日現地時間の正午から向こうで首脳会談があると思いますが、ここにきて外電を見ますとWTOの交渉はいい感じで進みそうですが、京都議定書の方は悲観的な感じの報道が多いような気がしますが、何か環境省ルートで情報は入ってきておりますか。
(大臣)新たな情報は入ってきておりません。様々な情報が報道されているということで、悲観的なところもあるでしょうし、また、EU側からは京都議定書をロシアが批准することに対しての働きかけは、かなりの割合で行っていくという姿勢が見てとれます。いずれにせよ、本日5時からと聞いておりますので、その後の記者会見がどのような形で行われて、そして、その会見だけでなく実際どういう流れで、どういうやり取りになったのか、現時点では、今回のサミットの成果と内容をよく注視して、その分析をしていきたいと思っています。今から悲観的になってもしょうがありませんので。

(質問)仮に今回のサミットで批准が表明されなかった場合ですが、また暫くはロシアの対応待ちという感じになるかと思いますがその辺どうお考えでしょうか。
(大臣)結果次第だと思います。他に国際的な機会はG8からバイの会談等もそれぞれありますし、まずは結果を見るということになりますが、その後のロシアに対しての働きかけは日本独自もそうですし、それぞれ進めていくことに他ならないと思っております。

(質問)大綱の見直しの真っ最中だと思いますが、ロシアが批准すればすごく大きくはずみがつくと思いますが、このままロシアがずるずるとなった時に産業界等を含む影響はどうでしょうか。
(大臣)大綱の場合はそういう対外的なことはさることながら、日本としてどうするべきかということが基本になっていますので、ロシアの対応がいかにせよ日本として成すべきことをやっていくということに最大の比重をかけていきたいと思います。

(質問)EU・ロシアサミットですが、本日の夜遅くに終わるということで、そちらの情報はどこでお聞きになるのでしょうか。
(大臣)今はネットの高度情報の時代ですから、どこにいても採れると思いますが、風邪も引いていることですし気合い入れて治そうと思っておりますので、静かなところでいい情報が来るのを待ちたいと思います。

(了)