(大臣)閣議の案件ですが、一般案件が6件、国会提出案件が5件、公布が1件、政令が15件でした。また、閣議において、4月1日発足予定の独立行政法人環境再生保全機構の長となるべき者に、環境事業団理事長の田中健次氏を指名することについて了解が得られましたので、本日付で指名することとしました。略歴については、この会見後に事務的に配布させていただきます。これは問題ではないのかとの質問が出てくると思いますが、私は、田中さんに候補者としてお会いした時、今後はどういう経営方針でいくのかを聞きました。何よりも自らの理事長車を廃止されたり、今後の組織をどのようにしていくか、明確なお考えのある方だと思いましたので、田中さんに決めさせていただきました。 次に鳥インフルエンザの件ですが、京都府で採取したカラスの糞、最後の59検体分の検査が終了し、全て陰性であることがわかりました。これにより、山口県、大分県、京都府の全ての検体から、高病原性鳥インフルエンザウィルスは検出されなかったことになります。この結果から、発生地周辺の野鳥に高病原性鳥インフルエンザがまん延している状況にはないと考えられます。今後、こうした結果や、野鳥以外の関与の可能性も踏まえた感染経路の究明が、農林水産省に設置された感染経路究明チームにおいて、検討されることになります。また、カラスやドバトの全国調査ですが、全ての都道府県の協力を得て実施されることとなりました。その結果については、判明次第、随時、お知らせしていく予定です。併せて、この調査以前に各都道府県が実施した死亡した鳥等の検査結果の情報提供をお願いしており、今般、その結果を取りまとめました。これによると、全国で約1万1千羽の野鳥の検査が行われ、京都、大阪において、既に陽性が判明しているカラス、これは8件ありましたが、それ以外は全て陰性だということが判りました。 ご承知のように、3月27日に東京のJICAの研修所で開催された日本・アラブ環境大臣セミナーには、17カ国のアラブ諸国の参加をいただきました。取材された記者の方もいらっしゃいますが、今回の最大の成果としては、二国間だけではなく、アラブ全体が一堂に会して、日本の環境政策、環境行政の歩み、新しい技術について、アラブ全体として理解が進んだということです。また、今後の人材育成、行政の体制づくりなどのキャパシティ・ビルディングが大切であることをアラブ側も理解しました。これから具体的に進めていく中で重要なのではないかと思いました。イラク、パレスチナ等の大臣等とお会いして、直接のニーズも聞きました。これから何ができるか、関係者と話を詰めていきたいと思っております。 それから、議員会館等の建て直しに関して、これから設計図ができる段階ですが、できれば明日にでも、私、加藤副大臣、砂田大臣政務官の3人が、衆議院議員、参議院議員として、新議員会館と、現実的には間に合わないかもしれませんが、赤坂の新議員宿舎の設計について、CO2の削減等の建築物グリーン化を図ってもらいたいという旨の申し入れを行いたいと思っています。明日にでも、3人がそろって国会議員として、衆参両院議長及び衆参両議院運営委員長に面談をお願いしているところであり、その時間は、決まり次第、お知らせをします。この意味は言うまでもなく、立法府の建物である議員会館、もしくは宿舎がエコ化するというのは、即ち、立法府としての意志を象徴するものではないかということを3人とも考えましたので、議員として申し入れに行くということです。今ちょうど議運の方で、そういった設計についての協議も行っているようで、環境熱心な議員の先生方は、既にそういった発言もされているので、私ども3人も、それをしっかりとお願いしていきたいと思っております。昨日発表したエコイスト大賞の環境大臣賞は、学校にソーラー発電や燃料発電、燃料電池の設置などのエコ化をというものですが、それと基本的には同じ考え方で進めていきたいと思っています。以上です。
(質問)先週の金曜日に行われた、岐阜の不法投棄についての連絡会議について、どのような報告があったのでしょうか。 (質問)天下りの件ですが、官民各一人という形になりましたが、その評価についてお聞かせ下さい。 (了) |