(大臣)閣議の案件ですが、一般案件が2件、国会提出案件が6件、法律案が1件、政令が7件、人事案件が1件でした。環境省関連では、自然公園法施行令の一部を改正する政令があり、国立公園の特別地域内における行為の許可等に関するものを法定受託事務として処理する都道府県から岩手県等4件を除くものです。 私からの報告は、知床を世界遺産の新たな候補地として推薦し、これからPRに努めていきたいと思っておりますので、お配りしてある名刺ですが、知床のPRをしている英文の名刺を閣僚の方それぞれに作成し、今日、閣僚懇で私から渡しました。今年の夏から秋にかけて現地調査等になりますので、これから盛り上げていきたいと思っております。それに関連し、昨日、第2回エコツーリズム推進会議を開催しました。私は、大変、力を入れているので、是非、出席したかったのですが、国会の都合で出席できませんでした。その中で、去年11月以降、検討をしてきた推進方策について、その基本的な考え方を議論して、推進会議で合意をしていただきました。その中の一つで、モデル事業を公募することを決めましたので、これを発表させていただきます。このモデル事業ですが、エコツーリズムに関心を寄せている自治体に対して、環境省として支援させていただき、その地域にエコツーリズムを定着させることと、全国的なエコツーリズムの推進への課題をより深く検討するという、2つの目的で行うものです。モデル事業を実施するタイプとしては、典型的なエコツーリズムの適正化、マスツーリズムのエコ化、保全活動実践型エコツーリズムの創出、この3つの観点から、モデル地域を選んでいきたいと思っております。自然環境が良く、雇用が増進できる、地域が活性化するといった、いろいろ工夫することで、大きく発展する可能性があることから、多くの自治体から、ご関心をいただいておりますが、8地区に絞ることになると思います。募集期間ですが、今月15日から来月16日までの1ヶ月間であり、モデル事業の実施地区は、計画内容等を審査した上で、6月に予定している第3回推進会議で決定したいと考えております。 それから、何よりも関心事である鳥インフルエンザ対策ですが、大阪府茨木市で死亡し回収されたカラスが高病原性鳥インフルエンザに感染していたことが昨日、判明しました。昨日、職員を現地に派遣し、大阪府の調査に協力させており、引き続き、調査等について大阪府と連携を図っていきたいと思っております。同じ昨日、韓国にも職員を派遣し、韓国環境部等との情報交換及び現地調査をさせております、また、3月9日付けの四府省連名の通知により、都道府県において、持ち込まれた死亡鳥についてインフルエンザの感染の有無の調査が行われていることろです。さらに、日々の生活の中でも身近な鳥であるカラス、ドバトについて、サンプルを捕獲して調査を実施するよう、都道府県に要請していきたいと考えております。なお、捕獲鳥のウィルス検査については、農林水産省のご協力をいただかなければなりません。今、農林水産省は、この鳥インフルエンザでご苦労されているところですが、やはり国民の皆様方のいろいろな不安を取り除くためにも、協力をしてやっていきたいと考えております。以上です。 (質問)カラスとドバトのサンプリング調査ですが、環境省として、独自に要請するということでしょうか。 (質問)いつ頃になるのでしょうか。 (質問)何度もお聞きするようですが、それぞれの調査の進捗状況は、いかがでしょうか。(大臣)あちこちの調査がありますので、整理する意味で、まとめてお伝えいたします。まず、大分の調査は、9日で終了しています。そこでは、9種類、99個体を捕まえており、採取した献体は、鳥取大学で検査をしております。京都の鳥も、同じく鳥取大学で検査をしています。調査は、11日木曜日に終了しており、そこで捕獲したのが、21種類、105個体となっています。大阪府の方は、先ほど申し上げましたように、昨日、職員も派遣し、韓国にも職員を派遣をしております。検査は、培養させたりするので、結構、時間がかかるようです。急がせているといろですが、こちらの思いと、検査の結果が出ることと、タイムラグがあるかもしれませんが、着実に、正確な結果を出したいと思っています。 (質問)知床についてですが、これから名刺でもPRしていくとのことですが、他の閣僚の方々がそれを受け取って、どんな印象だったのでしょうか。 (質問)いろいろな場でその名刺を配るということでしょうか。 (質問)サンプリング調査ですが、カラスとドバトを選んだ理由を教えてください。 (質問)サンプリング調査ですが、鳥取大学で調査しているのと同じやり方でやるのか、そうするのであれば、元気な鳥からウィルスを検出するのは、非常に困難であるという話もありますが、その辺はいかがでしょうか。 (質問)韓国から、お願いしてもなかなか情報が来なかったということで、職員の派遣に踏み切ったわけですが、一日しか経っていませんが、初日の報告はありましたか。 (質問)大阪での調査の報告は来ているのでしょうか。 (質問)ネグラの位置、規模等を教えていただけないでしょうか。 (質問)ネグラの中では、特に異常はなかったのでしょうか。 (質問)茨木市のカラスのケースもそうですが、住民の方からの通報でした。これまで、飛んでいる野鳥を見るというのが中心でしたが、住民からの情報提供や聞き込みをするとか、手法自体が変わるということはないのでしょうか。現地調査に場合でも、ある種、素人さんに聞いても、ちゃんとした知見かどうかわからないので、当事者の方には事情を聞いたりしないとのことでしたが、カラス等だと生活圏での話ですので、地域住民の情報というのは、小さくないのではないかと思うのですが。 (大臣)実際に市民の方々が、いろいろな鳥や動物がそうではないかと情報を寄せていただいており、検体が集まることは集まるのですが、次はチャックに追われるという状況である意味、皆さんのご協力を得て、大変うれしい部分がありますが、その分、検査の対象も広がるということだと思います。 (質問)どこまで報告したらいいのか、市民として協力の線引きが難しいところですが、どう判断すればいいのでしょうか。昨日も霞が関にフラフラしたカラスがいて、問題になっていたようですが。 (質問)鳥取大学は、パンクしていないのですか。 (質問)他を探すことはないのでしょうか。 (質問)増やすつもりはないのでしょうか。 |