環境省大臣記者会見・談話等


−世界遺産条約に基づく世界遺産一覧表への記載に係る今年度推薦作業方針について−(平成15年10月16日)

 本日、環境省と林野庁では、新たな世界自然遺産地域として北海道の「知床」を推薦する方針を、関係省庁ともご相談の上、決定いたしました。わが国の世界自然遺産としては、「白神山地」、「屋久島」が既に登録されており、「知床」はその2地域に続き3番目の推薦となります。(世界文化遺産も含めた世界遺産としては、わが国で13番目の推薦。)

 世界遺産に関しては、毎年2月1日までに世界遺産委員会に推薦することとされていますので、今後、これに向けて、関係機関や地元関係者とともに、推薦に必要な準備作業を行っていく考えです。順調にいけば、世界遺産委員会による現地調査等を経て、平成17年6月に登録が決定される見通しです。

知床については、流氷が育む豊かな海から、希少な動植物が多く生息する川や山に至るまで、多様な自然が相互につながりを持って残されていることが、専門家による「世界自然遺産候補地に関する検討会」においても高く評価されています。

 世界遺産になることで、こうした知床の自然が一層保全され、また健全な利用が確保され、さらにこうしたことを通じて地域の活性化にも資するものと期待しています。

 なお、専門家の検討会で「知床」とともに候補地として選定された「小笠原諸島」、「琉球諸島」についても、関係機関との連携のもとに、検討会から指摘された保護担保措置等の課題の解決に取り組み、条件が整い次第、推薦していきたいと思います。


<平成15年10月16日報道発表資料> 世界遺産条約に基づく世界遺産一覧表への記載に係る今年度推薦作業方針について