環境省お知らせ記者会見大臣発言要旨


記者会見大臣発言要旨(平成15年8月1日)

(大臣)本日の閣議では、一般案件が5件、国会提出案件が7件、政令が4件、人事案件が4件ありました。
 今日、平成16年度予算の概算要求に当たっての基本的な方針について了解されました。これにつきまして、財務大臣、総理、総務大臣等からご発言がございました。この他、WTO非公式閣僚会合に関連いたしまして、川口外務大臣、平沼経済産業大臣、亀井農林水産大臣からのご発言がございました。この他、厚生労働白書について平成15年版厚生労働大臣からご発言がございました。



(質問)来週、地球温暖化対策についての日米ハイレベル協議があり、大臣は訪米されるようですが、そこで目指す成果や重点は。
(大臣)日米ハイレベル協議は今回で3回目であります。これは両国で決めたことでありますが、前回から今回までの間の様々な事務レベル作業の進捗、あるいは状況の変化等もありますので、意見交換をするということです。それ自体が大変重要なことであると認識しております。事務レベルでも、科学技術分野や京都メカニズムに関する分野など、事務的な積み重ねや成果がありますので、そういうものについてお互いに意見交換し、その後の温暖化対策の取組などについても意見交換してまいりたいと思っております。

(質問)アメリカに対して、京都議定書復帰の働きかけなどは予定していますか。
(大臣)京都議定書に関しての日本の原則は2つありまして、一つはとにかく早期発効、もう一つは将来に向けてのグローバルな取組の枠組み作りを進めていくということです。アメリカに対して直接的に京都議定書の復帰を働きかけるかどうかは検討したいと思いますが、グローバルな枠組み作りの中には、当然、アメリカの参加も含まれるわけですから、そういった基本線に沿って、働きかけをしたいと思います。

(質問)本日、大臣はJFEの方に視察に行かれますが、そのねらいについてお聞かせ下さい。
(大臣)先進的な取組をされておられるところですので、私もできる限りそういった循環型社会に向けての先進的な取組をしているところをかねてから視察したいと思っておりました。今までは国会日程等で行くことができませんでしたが、今日、川崎の方に行ってまいります。会長には、環境と経済活動に関する懇談会のメンバーにも入っていただいておりました。その場でも関連したお話を承っておりましたので、今日、勉強のつもりで現地に伺いたいと思っております。

(質問)亜鉛の水質環境基準の設定に関して、かなり厳しい意見がありますが、その件に関してお話される予定はありますか。
(大臣)私の方からお話する予定はありません。おそらくそういった場もないと思います。

(質問)今日、シーリングを了解しました。公共投資3%の削減ということで、環境省としては公共投資の比率が高いので、その辺の懸念はされると思いますが、どうお考えですか。
(大臣)これは各省同じだと思います。今の財政事情の中で、今日基本方針が決定されました。そういう中で、総理の発言でも、要するに財政規律をしっかり維持していかなければならないということ、それから、必要に応じたところに予算をつけていくんだというお話でしたから、与えられた枠内の中で、概算要求の段階では目一杯要求させていただくことになりますが、その枠の中で、きちんと環境省として優先順位をつけて必要なものにしっかりつけていくという姿勢で臨みたいと思います。

(質問)優先順位の中で、環境と経済の両立や地域環境政策などがあると思いますが、その辺の重要性を改めてお聞かせ下さい。
(大臣)環境と経済活動に関する懇談会で一つの成果を出していただきました。そもそも、人間が存在する限り経済の発展は望むのだと思いますが、しかし、もはや自らの生存基盤を壊すような形での発展は望むべくもないわけですから、当然、これは環境保全をしながら経済活動をしていかなければなりません。今後、日本にとっても世界にとっても極めて重要な課題になると思います。そういう意味で、そういうことに向けた予算編成の第一歩になるのではないかと思っております。そういう意味では大変意義のある予算だと思っております。

(質問)8月になりましたが、大臣の夏休みのご予定は。
(大臣)14日〜17日までは地元に帰りましてお墓参りをします。あとは都内で2日ばかり休ませていただこうと思います。

(質問)何か具体的なプランはありますか。
(大臣)特にありません。

(質問)靖国神社の件でお聞きしたいのですが、14日〜17日まで地元に帰られるということは、別の日に参拝をするということですか。
(大臣)今年、8月15日の日は靖国神社をお参りする予定はありません。

(質問)別の日に参拝するのでしょうか。
(大臣)今まで、閣僚でないとき、春季・秋季の例大祭のときはお参りをいたしておりました。8月15日は大体お盆の関係で地元にいるわけですが、8月15日に靖国神社にお参りしたのは今まで1度だけあります。厚生政務次官のときに全国戦没者追悼式の司会をするため東京におりましたので、そのときはお参りをしましたが、いつもはお盆で地元に帰っておりますので伺っておりませんし、今年もその予定はありません。

(質問)過去にお参りされたのは厚生政務次官のときだけで、それ以外のときは、大体春季と秋季の例大祭だけということですね。
(大臣)そうです。

(質問)閣僚の靖国参拝についてはどのようにお考えでしょうか。
(大臣)公式参拝、非公式参拝ということがよく問われると思いますが、それは心の問題で、一々、外に表明して行うことではないのではないかと思っております。個人個人の心の問題として、心情の問題として参拝される方、参拝されない方がそれぞれおられてよいのではないかと思います。

(質問)地元での終戦記念日関連行事は参加されるのでしょうか。
(大臣)今まで出席しておりません。護国神社での催しがあって、ご案内をいただいていましたが、それは盛岡にありまして、私の田舎は盛岡から車で2時間弱かかる漁村沿岸の方で、距離的にも離れておりますので、いつも8月15日は正午から全国戦没者追悼式をテレビで見ております。

(質問)小泉総理大臣が1月に参拝されましたが、それについてはどのように思われますか。
(大臣)先程申し上げたことで、やはり心の問題であると思っております。

(質問)冷夏がずっと続いています。エネルギー的には助かっていると思いますが、農作物が心配です。大臣ご自身は農林業が盛んな地域にいらっしゃいますが、どう思われますか。
(大臣)2・3週間前に帰ったときも、大変寒かったです。平成5年のときが大変な冷夏だったのですが、そのときに似ているということで、そういう意味では心配をしております。エネルギーの需給バランスが心配されたり、それに伴うCO2等の問題があって、そういう面では、冷夏で電力の問題を起こさずにすんでいますが、一方において、冷夏が及ぼす経済的影響や、今おっしゃいました農作物に対する影響もありますので、これは大変心配しております。

(質問)その辺はご心中複雑な思いがありますか。
(大臣)冷夏だろうが、暑い夏であろうが、そうした電力の無駄な浪費は抑えていくこと、そして生活の中でのCO2の排出を減らしていくということ、これは暑いときでも寒いときでも同じ努力をしなければならないと思います。寒いからそれに任せて放っておいて、そういう努力を怠ってはならないと思います。


(了)