(大臣)本日の閣議では、一般案件が2件、国会提出案件が2件、法律の公布が2件、政令が14件、人事案件が2件ありました。環境省関連はございません。 閣議後の閣僚懇談会で、昨日の4人の少女監禁の話が出ました。総理からは、夏休みを前にして、親御さん、子供さん、しっかりと啓発をすることが重要ではないかという発言がございました。 議員立法で提案されていました、環境保全のための意欲の増進及び環境教育の推進に関する法律でありますが、本日、参議院本会議で成立する見通しでございます。この法律案の成立を受け、来年度予算に向けて、こどもエコクラブ事業等を既にやっておりますが、そのような環境教育に関わる既存の事業の拡充、新たな施策の検討を積極的に進めてまいりたいと思っております。国会審議の中でもいろいろご指摘がございましたが、先の長崎の少年の問題等、子どもたちに関わる問題がいろいろ指摘されております。不登校児、いじめ等様々な問題がありますが、そうした子どもの問題に、自然体験等の環境教育、環境学習が、人間形成に大変役に立つというご指摘もございました。それを積極的に推進していくべきだというご意見もいただきました。私もその考えに同感するものでありまして、来年度の予算で取り組みますが、来年度予算を待つことなしに、今からできるものから手をつけてまいりたいと考えております。具体的には、生き物とのふれあいとか、自然の仕組み、生命の尊さ等を学ぶ自然体験活動という実体験を通して学ぶ環境教育、環境学習のモデル事業を年度途中ではありますが、民間団体の協力を得て、実施をしたいと思っております。予算につきましては、環境事業団の地球環境基金の民間活動振興事業というものがございまして、環境事業団のご理解もいただき、これを活用して、こうしたモデル事業を年度途中でありますが、早速実施したいと思っております。事業の委託先でありますとか、実施場所の具体的な内容については、環境事業団と環境省で早急に詰めているところでございますが、環境学習、環境教育を通じまして、子どもたちの健全な教育、育成に意を尽くしてまいりたいと思っております。
(質問)夏休み直前ですが、取組は夏休み以降になるのでしょうか。 (質問)閣僚懇談会で、少女4人の監禁事件について、鈴木大臣からは発言しなかったのでしょうか。 (質問)この件についての担当は、どなたですか。 (質問)今回の事件について、鈴木大臣のご感想をお聞かせ下さい。 (質問)先程の自然に親しむということですが、街にそういう場がないと思います。それと子どもの犯罪の低年齢化と、今回は巻き込まれた形ですが、少女売春のようなもので摘発されたり補導されたりということがあり、自然環境と日本全体の子どもの生活環境が、隔絶された状態にあると思いますが。 |