環境省お知らせ記者会見大臣発言要旨


記者会見大臣発言要旨(平成14年1月17日)

(大臣)本日の閣議では、一般案件が5件、国会提出案件が4件、政令が8件、人事案件が6件ありました。
 環境省関係の国会提出案件として、参議院議員櫻井充提出ゴルフ場の化学物質汚染に関する再質問に対する答弁書がありました。

(質問)来週から国会が始まりますが、環境省としては7本の法案を抱えています。検討中の環境保全活動推進法に関しては、国会中でも準備が整い次第提出するというお考えですか。
(大臣)法案自体の準備も必要ですし、国会の進み方も見ていかなければならないと思います。総合的に判断して、提出するかどうかということです。準備は淡々と進めていくということです。

(質問)先日、大臣は生物多様性センターへ視察へ行かれましたが、モニタリングサイト1000に、泡瀬干潟も位置づけるつもりですか。
(大臣)来年度から始めるということで、初年度は200選びますが、どこで定点観測をするかというのは専門家のご意見を聞いて最終的に決めたいと思っています。従って今の時点では、どこをどうするかということは決まっていませんが、特に干潟、藻場は重要なところだと思っています。専門家のご意見を伺った上で最終的に決まりますが、泡瀬干潟も対象になりうるという認識をしております。

(質問)泡瀬干潟は、その対象になりうるということですか。
(大臣)そう認識しておりますが、最終的には専門家のご意見を伺ってからということです。

(質問)モニタリングをしていくなかで、泡瀬干潟に何か問題があるということであれば、事業者である内閣府に環境省の方から何か申し入れるということになりますか。
(大臣)泡瀬干潟の問題については、環境省の基本的な態度が明確になっています。環境アセスメントで示された環境保全措置をしっかり守ってもらわなければならないということですから、これは強く事業者に言ってまいりましたし、これからも必要に応じて言いたいと思います。仮にモニタリングサイト1000の対象になって、そこで何か状況が把握されれば、当然、そういうことも踏まえた申し入れになると思います。

(質問)一昨日、構造改革特区の二次募集が締切られましたが、環境省関係のものは何かありますか。
(大臣)まだ報告を受けていません。

(質問)泡瀬干潟の件ですが、最初の200に入れる可能性があるというのは、泡瀬干潟の重要性を踏まえて言っているのですか。
(大臣)泡瀬干潟で行われている事業との絡みということではありません。環境省として重要視されている湿地を選んだりしていますが、湿地も含めて、既に重要な点だと選ばれたものが概ね2000ぐらいあるようですので、そういう中から1000選ばれていくと思います。泡瀬干潟の環境保全の重要性は我々も重要視していますので、専門家のご意見を聞いて、選ばれるという可能性もあるということです。必ずしも事業と結びつけて選ぶ、選ばないということではないと思っております。

                   (了)