記者会見大臣発言要旨 (平成13年3月6日)

 本日の閣議において、第3回世界水フォーラムの開催に係る了解と自動車NOx法の改正法案が決定されました。世界水フォーラムは平成15年3月、滋賀県、京都府、大阪府の琵琶湖・淀川流域において、世界の水政策担当者や有識者が集まって水の問題について議論いたすものですが、これからの日本の水政策に大きな影響を与えるだろうと思います。

 引き続く閣僚懇談会で、金融の円滑化について金融担当大臣からご発言がございました。年度末を迎えるにあたり、企業の資金繰りに支障が生じないよう配慮することが必要であるため、年度末金融の円滑化に関する意見交換会を開催するとのことでありました。続いて経済産業大臣から、年度末に向けた中小企業金融対策について、地域融資動向に関する情報交換会を開く等の対策を取っていく旨のご発言がございました。また、総理から、本日から参議院の予算委員会が始まるので、各閣僚とも一生懸命にやっていただきたいというお話がございました。

以上が、本日の閣議及び閣僚懇談会の模様でございます。

 

(質 問)自動車NOx法について大臣の方から、ないしは別の閣僚から発言がありましたか。
(大 臣)特段ございませんでした。私からも発言しませんでした。

(質 問)自動車NOx法は内閣提出法案ということで国会に提出されると思いますが、今国会における成立 の見通しについて如何お考えになりますか。
(大 臣)是非成立させたいと思っています。重要な法案でありますので、ここまでの過程で各党のご賛同もいただいております。また、各省との話し合いも済んでいますので、是非成立させる必要があると思っています。

(質 問)国会の情勢は、「先行きの見通しがなかなかつかない」状況ですが、その辺はどうなのでしょうか。
(大 臣)その辺のことは長く永田町におられる方に聞かれた方が宜しく、私に聞かれても余り意味がないと思います。しかしながら私どもとしましては、これは是非成立させたいと考えています。

(質 問)フロン回収法の方はどうなっていますか。
(大 臣)議員立法として各党で話が進められていますが、私どもとしましては最大限協力したいと思っています。自民党や公明党の中で話が進んでいるところと聞いております。

(質 問)自民党の中で、なかなかまとまらないとも伺っているのですが。
(大 臣)全ての法案に通ずる事柄として以前もお話ししましたが、法案を作る過程では様々な意見があり、それを収束していく過程が重要なのだと私は思っています。そこでの議論を十分に行い、何が最も実効性のある良いものなのかを考えていく訳ですから、議論があることは私は良いことだと思います。

(質 問)今国会で提出という期待をお持ちですか。
(大 臣)議員立法ですから、私どもがそれ以上の何かを申し上げるものではないと思っていますが、環境省としては精一杯のご協力を申し上げたいと思っています。

                                                            (了)