報道発表資料

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1998年09月30日

「世界環境デー」記念式典の日本開催について

環境庁及び外務省は、来年の「世界環境デー」記念式典を日本で開催することについて、国連環境計画(UNEP)と合意した。 今回の合意については、10月2日(金)の閣僚懇談会において、環境庁長官及び外務大臣から報告を行い、了承される予定。

1.概要

 環境庁及び外務省は、国連環境計画(UNEP)からの打診を受け、本年6月以来、1999年の世界環境デー記念式典を日本で開催することについて検討を進めるとともに、UNEPと調整を行ってきた。
 その結果、今般、来年の世界環境デー記念式典を日本で開催することについてUNEPと合意に至ったことから、10月2日の閣僚懇談会において、環境庁長官及び外務大臣から報告を行い、了承を得る予定である。

2.世界環境デー記念式典と日本開催の意義

(1)

世界環境デー記念式典
 世界環境デー(6月5日)は、人間環境に関するストックホルム会議(1972年)の開催を記念して国連が制定した記念日である。
 国連環境計画(UNEP)では、環境に対する意識を高め、環境保全分野における世界的な活動を促進するため、6月5日を中心に記念式典及び種々の関連行事を開催している。記念式典はUNEPとホスト国の共催で開催され、UNEP・グローバル500賞授賞式を中心に一連の行事により構成されている。

(注) UNEPグローバル500賞
 グローバル500賞は、UNEPが持続可能な開発の基盤である環境の保護及び改善に功績のあった個人及び団体を表彰する制度であり、1987年から1991年までの5年間に約500の個人・団体を表彰する計画であったことからグローバル500賞と呼ばれている。

(2)

世界環境デー記念式典の日本開催の意義
 本記念式典を我が国で開催することは、環境問題への我が国の積極的な取組を世
界に示す機会であるとともに、西暦2002年に予定されている国連による環境会議の
成功に向けた取組の推進に向けての機運を醸成する場としても貴重な機会である。
さらに、同記念式典に出席するグローバル500賞受賞者を含めた環境分野の有識者間
の連携の強化が期待される。

3.明年の世界環境デー記念式典の概要

日  時 記念式典 1999年6月4日(金)及び5日(土)
    関連行事 記念式典開催日の周辺数日間
場  所 記念式典 東京
主催者 (予定)  
    記念式典 UNEP、日本政府、東京都、民間団体
    関連行事 各関連行事の開催主体
主たる行事   記念式典
  1. グローバル500賞授賞式
  2. グローバル500賞受賞者歓迎行事
  3. 世界環境デー・記念シンポジウム
    関連行事 地方公共団体、産業界、NGO等の主催の下に種々の行事を実施。

4.今後の予定

 政府、地方公共団体、民間団体等の有識者からなる「世界環境デー記念式典実行委員会(仮称)」を設立し、本実行委員会の指導のもとに、記念式典及び関連行事の企画・立案・準備等を進めていく予定である。

添付資料

連絡先
環境庁企画調整局地球環境部企画課
課 長 :柳下正治(6731)
 調査官 :薄木三生(6748)
 補 佐 :神 公明(6721)