報道発表資料

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2004年10月07日
  • 保健対策

「OECD/IPCSトキシコゲノミクスワークショップ」について

 経済協力開発機構(OECD)/国際化学物質安全性計画(IPCS)は、トキシコゲノミクスを化学物質の生態影響評価手法として発展させる方法について協議するため、このたび京都において、環境省後援で専門家によるワークショップを開催します。なお、この会議は原則非公開で行われますが、後日OECDから報告書が公開される予定です。

 
  1. 経緯
     化学物質一般の環境影響を評価するツールとしてトキシコゲノミクスが注目されています。2002年の第33回OECD化学品合同会合においては、トキシコゲノミクスに関するセッションが設置されました。この合同会合において、ヒト影響評価手法への応用に関してはIPCSが、生態影響評価手法への応用に関してはOECDが、ワークショップを開催することが提案されました。これをうけ、2003年11月ベルリンにおいて第1回IPCS/OECDトキシコゲノミクスワークショップが開催されました。これに引き続き、この度、第2回トキシコゲノミクスワークショップが京都において開催されることとなりました。なお、13日午後のセッションのみ、「トキシコゲノミクス国際フォーラム2004」と共同開催とし、フォーラム参加者との意見交換が予定されています。
     
  2. ワークショップの概要
    (1) 開催日 平成16年10月13日(水)~15日(金)
    (2) 場所 国立京都国際会館
    (3) 主催 経済協力開発機構(OECD)/国際化学物質安全性計画(IPCS)
      招待者(ホスト):環境省
    (4) 議題 別紙のとおり


    添付資料 : 議題(暫定版)
*トキシコゲノミクス : 近年、ヒト及び各種実験動物のゲノム配列解読が進み、データが蓄積されてきました。物質の毒性を、遺伝子レベル(ゲノミクス)、蛋白レベル(プロテオミクス)での発現変化により解析する方法がトキシコゲノミクスです。トキシコゲノミクスは、化学物質の生体影響評価手法の一つであり、ヒト影響評価へと応用されるとともに、生態影響評価においても有効な手段であると考えられています。

添付資料

連絡先
環境省総合環境政策局環境保健部環境安全課
課長    上家 和子(内6350)
 専門官   佐々木 健(内6352)
 係長    入江 芙美(内6354)
 担当    榮田 智志(内6354)