報道発表資料

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1999年02月24日

バイオセイフティ議定書について

 カルタヘナ(コロンビア)において、本年2月22~23日に生物多様性条約締約 国特別会合が開催され、遺伝子組換え生物等の越境移動に関する枠組みを定める 議定書案が検討されてきたところ、各国の意見の対立は深く、今次の会合におい て合意には至らず、次回の生物多様性条約の第5回締約国会議(2000年5月)ま でに、本特別会合の延長会期を開催し、議定書策定に向けた検討を継続する旨決 議された。
1.会議について
名 称 生物多様性条約締約国特別会合(Extraordinarymeeting)
期 間 平成11年2月22日(月)~2月23日(火)
開催地 カルタヘナ(コロンビア)
議 長 J.Mayr(コロンビア環境大臣)
我が国からの出席者 環境庁(環境研究技術課長他)、外務省、農水省、通産省、科技庁から出席

2.会議の概要

 カルタヘナ(コロンビア)において、本年2月22~23日に生物多様性条約締約国特別会合が開催され、遺伝子組換え生物等の越境移動に関する枠組みを定める議定書(バイオセ イフティ議定書)案について検討を行った。
 今回議論された議定書案は、遺伝子組換え生物の輸入に先立ち、輸入国が遺伝子組換え生物による生物多様性の保全及び持続可能な利用への影響を評価して、この評価結果に基 づき、輸入の可否を判断できる制度の導入等を締約国に義務づけようとするものである。
 議定書交渉においては、本議定書の定める手続きを適用する範囲等について、各国の意見の対立が深く、交渉は難航した。結局、今次の会合においては、議定書は合意に至らな かったため、本特別会合を延期し、次回の生物多様性条約の第5回締約国会議(2000年5月)までに特別会合を再開し、議定書策定に向けた検討を継続する旨決議された。
連絡先
環境庁企画調整局環境研究技術課
調整官 :加藤正男(6241)
 係 長 :牧慎一郎(6248)