大臣談話・大臣記者会見要旨

丸川大臣記者会見録(平成28年1月12日(火)8:27 ~ 8:31 於:総理官邸3階エントランスホールぶら下がり)

1.発言要旨

 環境省として特に閣議に関しての発言はございません。

2.質疑応答

(問)代表カメラ日本テレビです。よろしくお願いします。高浜原発でサイト内での訓練というのが今行われています。一方、原子力防災の観点からいうと、サイト外では、避難訓練はまだ先日取りまとまった緊急時対応に基づいたものが行われていない状態です。この計画は、具体的で合理的であるということで了承はされていますけれども、計画を実施していない時点で実効性という部分でですね、改めて、原子力防災担当大臣としてのお考えをお願いします。
(答)私も年末に現地に赴いて、現地の状況を確認させていただきましたけれども、非常によく地元の自治体とそれから地域の皆様の連携がとれているということや、道路の整備もきちんと進められているというところを確認させていただきました。改めて、広域非難ということが今回課題になろうかと思いますが、これについては稼働している、していないに関わらず、それぞれの県にとって調整をしながら一番良いタイミングを選んで訓練をさせていただいて、その訓練を基にしてブラッシュアップを更に緊急時対応について図らせていただきたいと思っております。
(問)避難計画に完璧はないということは分かっているんですけれども、そうすると訓練をやっていなくても今回取りまとまった計画である程度のいわゆる合格点に達するような実効性というのが担保されているとこういうご認識でよろしいですか。
(答)事業者との協力協定、例えばバスの事業者の方との協定というのも緊急時対応の中に含まれているなど、相当丁寧に事細かにどのように手はずを調えるかということについて盛り込まれています。それをもって私どもはきちんと実効性があるという確認を政府としてさせていただいております。

(問)朝日新聞の小坪です。国際的な環境NGOであるEIAが、昨年に引き続き象牙に関する調査結果を発表しました。それによると、登録制度を環境省から委託されている自然環境研究センターが、違法な登録をそそのかしているのではないかという調査結果が出ております。これに関する受け止めと、昨年大臣が関係省庁とも協力して情報収集し問題があれば対応したいというご発言をされていますけれども、今後どうされるのか、その2点を教えていただけないでしょうか。
(答)まず自然環境研究センターの対応については、私どもも報道で承知をしておりまして、しかしその中身を精査して、問題のある対応がなかったかどうかという確認を現在しているところです。もし仮に問題があったとするなら適切に処理をしたいと思っております。また、去年から言われている事業者の方の問題ですけれども、引き続き調査を進めているところでありまして、まだ現段階で何か申し上げられる状況にはございません。