導入生物名
（原産国） |
防除対象生物
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導入国
（導入年） |
有害な生態学的影響等
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グンバイムシ
Teleonemia scrupulosa
（メキシコ） |
ランタナ
（Lantana camara）
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ウガンダ
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後年栽培されるようになったゴマ（Sesamum
indicumを食害．長期的な被害はない
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cuctus moth
Cactoblstis cactorum |
ウチワサボテン
（Opuntia spp.） |
西インド諸島
(1957年) |
自力で北方に移動し, 米国フロリダ州に侵入．
絶滅危惧種を含む米国土着の Opuntia種を攻撃 |
寄生蜂の一種
Quaylea whittieri |
カイガラムシの一種
(black scale) |
米国
カリフォルニア州 |
既存の導入天敵Metaphycus lounsburyi にも寄生.
M. lounsbury の有効性が低下 |
アブラバチの一種
Trioxys pallidus
（イラン） |
アブラムシの一種
（Chromaphis
juglandicola ) |
米国
カリフォルニア州
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防除の成功後，別のアブラムシCallaphis
juglandis が害虫として登場
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ヤドリバエの一種
Bessa remota
（マレーシア）
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coconut moth
（Levuana
iridescens)
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フィジー
(1925年)
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防除対象のガは1940年代には絶滅に近い状態に
なった．
防除対象外のマダラガの一種Heteropan dolens が
絶滅 |
ヤドリバエの一種
Trichopida pilipes
および
タマゴクロバチの一種
Trissolcus basalis
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ミナミアオカメムシ
(Nezara viridula）
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米国
ハワイ州
(1962年)
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土着のカメムシColeotichusおよびOechaliaが急
激に減少．外来のカメムシMurgantia histrionica
とその寄生者であるTrissolcus murgantiaeも，導
入種の増加に伴い姿を消した.
Oechaliaの減少原因が導入天敵かどうかは不明.
一方, Coleotichusは代替寄主になりうる |
ヤドリバエの一種
Lespesia archippivora
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ヨトウムシ
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米国
ハワイ州
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導入種により16種の昆虫が絶滅したとする研
究者あり．別の研究者は攻撃を受けたのは芝生
等の害虫のヤガの一種（Agrotis crinigera）のみ
としているが，彼も導入種が10種の土着の鱗
翅目を攻撃したことを記録 |
ナナホシテントウムシ
Coccinella
septempunctata |
アブラムシ
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米国
(1958年)
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1973年に米国での定着を確認．クホシテント
ウ（C. nobemnotata）等の土着種を駆逐し，これ
に置き変わっている可能性がある |
ナミテントウ
Harmonia axyridis
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アブラムシ
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米国
カリフォルニア州
ワシントン州等 |
未放飼のオレゴン州で定着．1993年～1994年
にはオレゴン州で大発生し，樹木上の全テント
ウムシ類の70％を占めた |
ツマアカオオテントウ
Cryptolaemus
montrouzieri |
コナカイガラムシ
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南アフリカ
モーリシャス
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ウチワサボテン（Opuntia spp.）の防除のために
導入されたコチニールカイガラ(Dactylopius
spp.) を捕食し効果を低下させている |
ハムシの一種
Chrysolina
quadrigemina
（ヨーロッパ） |
毒性をもつオトギリ
ソウの一種
（Hypericum
perforatum ） |
米国
カリフォルニア州
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雑草防除後，別の侵入雑草であるヤグルマソウ
の一種（Centaurea maculosa）が優占. また導入
種に，主要な寄主でないヨーロッパ産の鑑賞用
植物 H. calycinumで生存可能な系統が発生 |
ゾウムシの一種
Rhinocyllus conicus
（ヨーロッパ）
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雑草性のアザミ
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北米
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カリフォルニア州の土着アザミ（Cirsium) で増殖．
この属のアザミのうちの３種は希少種. 防除対
象生物により天敵の個体数が高く維持されてい
る場合，防除対象外の希少土着種に有害影響を
生じる可能性あり
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