里海ネット

全国の里海活動状況

2.活動の目的と活動の開始時期

里海づくり活動は、環境及び景観保全・自然再生に関わる「美しい海の保全・再生」「きれいな海(水質・底質)」や水産業の持続的な発展に寄与する「生物の豊かな海」「豊富な魚介類」を目的とするものが多くみられました。

開始時期は、近年開始された例が多いものの、30 年以上の継続期間を経ている活動もみられます。

国や自治体等における里海活動の関連事業による支援が開始されて以降、新規の活動団体が設立されており、これらの事業による活動資金等の支援も大きいものと考えられます。

里海づくり活動の目的
里海づくり活動の開始時期

水産多面的機能発揮対策事業

漁業者の高齢化、漁村人口の減少等により、水産業・漁村の多面的機能の発揮に支障が生じている。

このため、水産業・漁村の多面的機能の効果的・効率的な発揮に資する地域の取組を支援することにより、水産業の再生・漁村の活性化を図ることを目的に、漁業者等が行う水産業・漁村の多面的機能の発揮に資する活動に対し、一定の費用を国が支援。

※事業期間は、平成25~平成27 年度(1 期)
        平成28~令和2年度(2 期)

水産多面的機能発揮対策事業
事業の仕組み
※水産庁資料より抜粋
※海域区分は、「モニタリングサイト1000沿岸域調査(磯・干潟・アマモ場・藻場)マニュアル第9版」(平成29年1月 環境省)に準拠