里海づくり内容は、藻場づくり等、環境への直接的なアプローチに加え、啓発・環境教育を目的とした活動内容が多くみられた。
環境教育の意義について、ヒアリングでは「海の自然が再生・回復していくには長い時間がかかる。それに比べて、環境に高い関心を持つ人を育成することは短時間で可能である。結果的に、自然環境の回復のためには『人づくり』が最も近道である。」との意見もあった。
里海づくり活動が、海域の様々な場に対し多様なアプローチを行っている。活動体制の多様性が、活動内容の多様性につながり、結果的に包括的な里海づくり活動につながっていることが予想される。