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技術リスト(人工干潟)

●人工干潟
No. 港湾名

地区名
所在地 干潟名
または
施策名
実施
主体
整備年度


1 大阪港 南港北 大阪府大阪市住之江区 大阪南港野鳥園 大阪市港湾局 S53 S58 *1
*4
2 大阪港北港南 大阪府大阪市此花区 北港南海浜 大阪市港湾局 H10 H35
(予定)
*1
*4
3 堺泉北港堺2区 大阪府堺市 干潟(Ⅰ期) 大阪府 H9 H19 *1
*4
4 堺泉北港泉北6区 大阪府堺市 先端緑地整備 大阪府港湾局 H15 H21 *2
5 阪南港阪南2区 大阪府岸和田市   大阪府 H16 H26 *3
6 関西空港対岸一帯 大阪府泉佐野市ほか2市1町 なぎさ保全創造事業 大阪府 H5 H13 *3
7 宇野港田井地区 岡山県玉野市田井 田井みなと公園 岡山県 S63 H7 *1
8 水島港玉島地区 岡山県倉敷市玉島乙島 人工干潟 岡山県 H12 H19 *1
9 田尻地区 広島県福山市 魚場環境保全事業 広島県 H13 H15 *3
10 水呑町竹ヶ端 広島県福山市   福山市 S50 S50 *3
11 横田港坊地 広島県福山市内海町   広島県 H12 H21
(予定)
*1
12 百島海老呑 広島県尾道市   広島県 S53 S57 *3
13 福田港百島地区 広島県尾道市百島町 百島地区人工干潟 運輸省第三港湾建設局広島港工事事務所 S59 S62 *1
*3
14 福田港海老地区 広島県尾道市浦崎町 海老地区人工干潟 運輸省第三港湾建設局広島港工事事務所 S63 H1 *1
*3
15 尾道糸崎港灘地区 広島県尾道市 尾道糸崎港港湾改修事業 運輸省第三港湾建設局広島港工事事務所 H7 H8 *3
16 尾道糸崎港浦崎 広島県尾道市浦崎町   広島県 H12 H20 *1
*3
17 広島港似島地区 広島県広島市南区 似島地区人工干潟 運輸省第三港湾建設局広島港工事事務所 S56 S62 *1
*3
18 似島深浦 広島県広島市   広島市 S52 S52 *3
19 広島港観音 広島県広島市西区   広島県 H2 H8 *1
20 広島港五日市 広島県広島市佐伯区   広島県 S60 H2 *1
21 広島港五日市地区 広島県広島市 広島県五日市地区人工干潟造成事業 広島県 H13 H22 *3
22 地御前 広島県廿日市市   廿日市町 S48 S48 *3
23 厳島港有ノ浦 広島県廿日市市宮島町   広島県 H1 H3 *1
24 大江浦 広島県廿日市市宮島町   大野町 S48 S48 *3
25 鷲部 広島県江江田島市田島町   広島県 S51 S51 *3
26 岩国港室の木地区 山口県岩国市室の木町 麻里布干潟 山口県 H9 H16 *1
27 平生港平生地区 山口県熊毛郡平生町 平生緑地 山口県 H8 H16 *1
28 徳山下松港下松地区 山口県下松市 池ノ尻地区 山口県 S63 H2 *1
29 徳山下松港下松地区 山口県下松市 東風浦地区 山口県 H2 H6 *1
30 西浦 山口県防府市   山口県 S54 S57 *3
31 嘉川 山口県山口市   山口県 S54 S57 *3
32 徳島小松島港沖洲地区 徳島県徳島市 港湾環境整備事業 徳島県 H9 H21 *3
33 津田湾 香川県さぬき市   国土交通省四国地方整備局 H3 H8 *1
34 津田湾 香川県さぬき市   国土交通省四国地方整備局 H11   *2
35 新居浜港東港 愛媛県新居浜市垣生 マリンパーク新居浜 新居浜港務局 S56 H18 *1
36 瀬戸内海周防灘地区 福岡県北九州市小倉南区 曽根沖   S63 H4 *1
37 瀬戸内海周防灘地区 福岡県行橋市簑島 蓑島沖   H5 H20 *1
*1「海域環境情報提供システムホームページ」(国土交通省港湾局)(外部リンク)
*2国土交通省近畿地方整備局神戸港湾技術調査事務所
*3「瀬戸内海の環境データベースホームページ」(外部リンク)
*4アンケート

No. 事業
規模
(ha)
概要
1 19.3 大阪南港は大阪市住之江区の西部に位置し、この一帯は古く住吉浦と呼ばれ、シギ・チドリなどが飛来していた。昭和33年から開始された南港の埋め立て事業の最中に浚渫泥土砂による広大な干潟ができ、シギ・チドリ、アジサシやユリカモメも飛来するようになった。埋立造成が終わり干潟が姿を消していくなかで昭和44年に野鳥保護団体や市民有志から野鳥公園設置の要望が寄せられ、昭和46年に港湾計画に位置付けられ、大阪南港野鳥園として昭和58年に開園したものである。 *1
*4
2 30 次世代に引き継ぐ豊かで美しい港をつくり、水質をはじめとした良好な港湾環境をつくる。
環境と共生する港湾(エコポート)を実現するため、生物・生態系に配慮した海浜施設として砂浜、磯場、干潟をつくる。
*1
*4
3 10 『背景』堺2区は大和川河口部に位置し、陸域・海域の双方にわたる環境創造を行いうる立地条件を有している。
臨海工業地帯の造成前は、身近な水辺のレジャーゾーンとして賑わいをみせていたことから、水際線の開放は地元住民の切望であり、展開意義が大きい。
『目的』大和川河口部の汽水域での環境特性を活かした人工干潟を整備し、野鳥や海生生物の生息環境を形成するとともに、生物による水質浄化を行う場として活用を図る。
*1
*4
4   干潟の再生、池や散策の森等の整備 *2
5 7.0 自然海浜の復元、海域環境の改善 *3
6 27.7
(覆砂と併用)
底質環境の改善、魚場・放流の場の創造 *3
7 4.1 港湾環境整備の一環として親水性に配慮した公園づくりの推進 *1
8 10 水島港は、国際貿易港としての役割を担う重要港湾であるが、高度経済成長以降の臨海部工業地帯の形成等により沿岸域の環境は大きく変貌した。そのため、港湾整備に伴い発生する浚渫土砂を有効利用しつつ、過去の開発により失われた干潟を回復し、海域環境の改善を図ることを目的とする。 *1
9 5.7 水質浄化機能による環境改善、生物生産機能による水産資源の回復 *3
10 12.6 アサリ・オオノガイの増殖場の造成 *3
11 9.3   *1
12 12.0 浚渫土砂の処理とその有効利用 *3
13 36.9 尾道糸崎港は、昭和59年度より直轄事業として、港湾整備を行うこととなり、港湾工事(特に航路・泊地浚渫)で発生する土砂の処分場の検討を行っていたところ、当地区の浦島漁業協同組合が、アサリ等の漁場としての人工干潟に強い関心があり、漁協からの要望という形で人工干潟の造成が行われた。 *1
*3
14 10.1   *1
*3
15 4.0 浚渫土砂の処理とその有効利用 *3
16 9.6 港湾内における水質等の海域環境の改善及び海生生物の生息環境づくり,埋立等による自然環境の改変の緩和を目的として,港湾浚渫土を活用して,人工干潟を造成する。 *1
*3
17 12.8 港湾工事で発生する土砂の処分場として、臨海部で埋立による消失が問題になっていた当時、社会的にも容易に受け入れられ、法的にも埋立法にも触れない(HWL以下であることから)人工干潟のアイデアが生まれ、広島市水産振興研究検討委員会でも高く評価され、漁業者の同意が得られやすい広島港似島地区の長浜海岸に造成することになった。 *1
*3
18 1.9 カキ種苗抑制場の造成 *3
19 1.5 海洋性スポーツの振興や広島港のプレジャーボートの基地として、観音地区にヨット・モーターボート等850隻を収容する大規模マリーナを建設している。1994年に開催された「アジア競技大会」をはじめ、国際ヨットレースにも対応できる本格的なマリーナのほか、親水公園などを整備し、県民が楽しめるマリンリゾートをめざしている。 *1
20 23.9 当地区では,八幡川河口部に昭和61年度から港湾整備事業により約154haの埋立を行い,ふ頭用地,都市再開発用地等を整備している。
この河口部には干潟が広がり,野鳥の採餌・休息の場として重要な役割を担っており,埋立により干潟が分断・消滅することから,その代替として現在の干潟と同程度(24ha)の人工干潟を造成することとした。
*1
21 17.0
(2期造成工事)
干潟の改良 *3
22 6.8 カキ種苗抑制場の造成 *3
23 6.5 地方港湾厳島港は,日本三景のひとつである宮島にある。厳島神社周辺が富栄養化により,砂浜が灰黒色化し,白砂青松の自然美と厳島神社の造形美との調和が損なわれてきていた。そこで,良質な砂を用いて覆砂し,有機汚泥を封じ込め,底質の透水性を改善するとともに,底質からの栄養塩類の溶出を抑えることとした。 *1
24 8.0 カキ種苗抑制場の造成、アサリ漁業の造成 *3
25 4.3 ガザミの幼稚仔保育場の造成 *3
26 9.5 当港では、岩国基地の沖合展開事業により藻場が減少するため、地元より干潟の造成が要望された。
このため、室の木地区に岸壁整備による床掘土砂と、河川に堆積した浚渫土砂を有効利用して干潟の造成を行い、藻場の形成、底生生物の生息、水質浄化に寄与するものである。
*1
27 0.9   *1
28 6.0 徳山下松港笠戸湾の東側に位置する下松市笠戸島周辺の湾内には、かつては海浜が広がり、海水浴や潮干狩に利用されてきたが、港湾開発に伴う波浪や潮流の変化の影響により海浜が減少し、同時に海底にはヘドロが堆積するなど海浜の利用ができなくなっていた。このため、地元住民より昔のような海浜を呼び戻すよう強い要望があり、シーブルー事業により、水・底質の改善を図ったものである。 *1
29 13.3   *1
30 20.0 アサリの増殖場の造成 *3
31 61.0 アサリの増殖場の造成 *3
32 1.8 生物生息の場、学習の場、ふれあいの場の創出 *3
33 41.8 津田湾の底質は、湾中央部付近で有機物及び硫化物の含有量が多く、底生成物の生物相も貧相である。(これは、湾内に発生していると推測される環流によるものと考えられる。)津田湾の汚濁負荷は、河川流入負荷と底泥溶出負荷が同レベルであり、このような海域では、覆砂による底質改善、溶出負荷の削減によって大きな環境改善効果が期待できる。覆砂材は、備讃瀬戸航路からの浚渫土砂を活用した。 *1
34 74   *2
35 7.3 豊かな人間性・創造性をはぐくみ市民と港湾のふれあいの場として、穏やかな瀬戸内海に面する恵まれた海辺という特性を生かし、豊かな自然の中で、海の文化とのふれあいの場やスポーツレジャー活動の基地として整備することとなった。 *1
36 38 静穏な閉鎖性海域である周防灘に面した福岡県南部から大分県国東半島北部の内湾性海域では、汚泥の堆積が顕著であるため、水質及び底質の汚染を引き起こし、海洋環境に種々の悪影響を及ぼすおそれがある。
このような状況をふまえ、本事業は関門航路浚渫から発生する良質砂を覆砂材として有効活用し、周防灘海域の水質及び底質の改善を図るため、曽根沖にてS63d~H4dまでシーブルー事業(覆砂)を実施した。
*1
37 75   *1
*1「海域環境情報提供システムホームページ」(国土交通省港湾局)(外部リンク)
*2国土交通省近畿地方整備局神戸港湾技術調査事務所
*3「瀬戸内海の環境データベースホームページ」(外部リンク)
*4アンケート

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