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コラム
B-4.その他の取組:容器包装廃棄物3R推進モデル事業

 「平成21年度 地域における容器包装廃棄物3R推進モデル事業」の募集結果について

  平成21年9月8日(火)
環境省大臣官房廃棄物・リサイクル対策部
企画課リサイクル推進室
直  通:03-5501-3153
代  表:03-3581-3351
室  長:上田 康治(内線 6831)
室長補佐:菊池 圭一(内線 6822)
係  長:村上 義紀(内線 6854)

環境省は、容器包装廃棄物の3R(排出抑制:Reduce、再使用:Reuse、再生利用:Recycle)に関する地域の各主体の連携によるトップランナー的な取組について、その効果を検証し発信することで、全国的な取組を推進することを目的として、「地域における容器包装廃棄物3R推進モデル事業」を実施しており、本年度は7月7日(火)~8月14日(金)まで公募を行いました。
循環型社会の形成を推進する観点から、本年度は特に排出抑制(Reduce)や再使用(Reuse)に資する事業を優先的に採択することとし、事業の意義や地域連携性などを総合的に検討した結果、7事業を対象として選考しましたのでお知らせします。

1.目的

本事業は、レジ袋の削減やリターナブルびんの普及、簡易包装商品の普及促進等、地域の協働と連携による先進的な取組について、その効果を検証し広く紹介することで全国的な取組を推進し、容器包装廃棄物に係る3R活動が促進されることを目的とします。

2.選考結果

循環型社会の構築に当たっては、循環型社会形成推進基本法にもあるように、容器包装廃棄物についても再生利用(Recycle)のみならず、排出抑制(Reduce)、再使用(Reuse)を推進することが必要です。

このような観点から、本年度も昨年度に引き続き、「簡易包装商品、詰替型商品を消費者が積極的に選択するための効果的な普及啓発方法の実証事業」「地域の協働と連携によりレジ袋削減を促進する先進的な実証事業」「ビンなどの再使用を地域全体で促進する実証事業」など、容器包装廃棄物の排出抑制、再使用に資する事業を優先的に採択することを基本に、事業の意義や地域連携性などを総合的に検討して、次表の7事業を対象として選考しました。

No 申請者、所在地 事業名 事業の概要
1 ガラスびんリサイクル促進協議会(東京都港区) 外食チェーン店のガラスびんリユースシステムの構築事業 外食チェーン店が取り扱うガラスびん(日本酒のプライベートブランド商品)を独自の配送ルートで回収し、びん商業者で洗浄、再び酒造メーカーで再使用を行うリユースシステムを構築し、実効性および効果の検証を行う。
また、広く他の外食産業へ波及させ、持続可能性を高める方策についても、可能性や課題を把握し検証を行うもの。
2 茅ヶ崎市商店会連合会
(神奈川県茅ヶ崎市)
商店街・個店の「エコ・シティ茅ヶ崎宣言」で3Rの推進 ~ハレの日パッケージとノーパッケージで容器包装を減らそう!~ 小売店におけるレジ袋の削減や簡易包装の取組を推進することを目的として、地域の行事である七夕、浜降祭り、七五三、正月、椿まつり、オリジナルマスコット「まちぐるみ」などをあしらった包装「茅ヶ崎ハレの日パッケージ」を商店会連合会で作成する。
本事業の参加店舗では商品の包装を基本的にせず、マイバックで消費者に買い物をしてもらい、贈答などでラッピングを希望する消費者には、上記パッケージを用いた包装を行うことで、レジ袋などの包装の削減を図りつつ、消費者の満足度を高める取組を行い、その効果について把握、検証を行うもの。
3 NPOさんじょう
(新潟県三条市)
地域通貨「らて」を活用した詰め替え商品の販売促進実証実験及び揚げ物等の個売り容器の削減実証実験 各種洗浄剤、ティッシュペーパーや芳香剤等の詰め替え商品を消費者が積極的に選択するための効果的な普及啓発活動の実証実験を行い、詰め替え商品の購入率を増加させることを目指す。
また、揚げ物等の個売り容器について、リユース容器を用いた削減実証実験を行い、どのような普及啓発活動が有効であるか検証する。
実験における対象商品の購入者には、本市で昨年度にレジ袋の削減実証実験で使用し、大きな成果を上げた地域通貨「らて」を発行し、地域独自の普及啓発活動を継続するもの。
4 北陸グリーンエネルギー研究会
(富山県高岡市)
北陸地域の住民との協働によるアルミニウム付き紙パックの回収・再生事業 北陸地域の住民・行政・パートナー企業の協力を得て、従来はリサイクルが困難と思われてきたアルミニウム付き紙パックを回収し、製紙工場にてパルプとアルミニウム付き残渣に分離し、それぞれのリサイクルを行う。
また、環境イベントや住民説明会でのPRを通じて、本リサイクル事業を広く認知させる。これにより、アルミニウム含有廃棄物の最終処分量の減量と循環型社会システム構築を促進し、また他地域への展開の可能性を評価するもの。
5 西濃環境NPOネットワーク
(岐阜県揖斐郡揖斐川町)
お総菜バイキング・マイパック持参制度構築事業 消費者にリユース食器を貸与し、お総菜の販売の際にその食器にお総菜を詰めて量り売りを行う。次回来店時に食器を持参してもらい、洗浄済みの食器と交換するシステムの実証実験を行う。リユース食器を持参すると消費者にポイントが付与され、一定数を貯めると植樹か花の種、エコグッズなどの特典が提供される。
先に行った実証実験で得られた様々な意見を踏まえ、パックの種類を増やす、仕切りの入ったパックを用意するなど、さらに利用者のニーズに合った活動を展開する予定。
本事業のシステムを確立させ、他店舗に広げていくと共に、課題や他地域への展開可能性などを把握、検証するもの。
6 京都エコ容器包装・商品推進協議会
(京都府京都市)
「風呂敷包みで京の街歩き&お買い物」プロジェクト お土産店や百貨店等の小売店において、風呂敷活用キャンペーンを実施し、京都らしさを生かした取組・スタイルを構築すると共に、観光客を対象とした風呂敷を使ったレジ袋等の削減を行う。
風呂敷利用でスタンプがもらえる店舗を京都市内の観光地内にちりばめ、風呂敷包みの指導も行うことで、観光都市京都から日本全体へコンセプトを発信するもの。
7 リターナブルびん普及促進協議会(大阪府八尾市) 学生と行うリターナブルびん普及促進事業 協議会と学生が共に商品の開発・販売・回収を行うことで、若者のニーズに合った製品開発及びリターナブルびんの回収システムの構築を目指すと共に、CO2の排出量計算を行い、大学構内における販売回収システムでの環境負荷について知見を得る。
また、本事業で行うアンケート・調査結果を元に、リターナブルびんの販売を行う際の取組手法や課題等をとりまとめ、リターナブルびん普及促進のツールとして、新たに取り組みを行おうとする市民団体などへの提供を予定するもの。

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