■廃棄物・リサイクル対策部■

廃石膏ボードのリサイクルの推進に関する報告書

平成14年12月

報告書全文 [PDFファイル(210KB)]

 
◎はじめに
   廃石膏ボードについては、今後、建築物の解体等の増加に伴って排出量の増加が予測されている。
建築現場等から発生する廃石膏ボードに関しては、新築時のものについては、回収のためのルートがある程度確立されているものの、解体時については、解体時の分別・選別の困難性やリサイクル市場の不足から、そのほとんどが埋立処分されているのが現状である。廃石膏ボードを埋め立てる場合には、管理型の産業廃棄物最終処分場(管理型最終処分場)に処分することとされているが、廃石膏ボードの紙を除いた石膏部分のみを埋め立てる場合には、石膏部分については安定型の産業廃棄物最終処分場(安定型最終処分場)で処分することが可能となっている。
 しかも近年、安定型最終処分場において硫化水素が発生するという、本来想定されていない事例が各地にみられ、廃石膏ボードは硫酸塩供給源となりうる廃棄物とされている。
 一方、平成14年5月30日から施行された「建設工事に係る資材の再資源化等に関する法律」により、対象建設工事については特定建設資材廃棄物の分別解体等及び再資源化等が義務づけられることとなるが、その他の建設資材廃棄物についてもその影響を受け、結果的に分別解体が促進され、リサイクルが促進されることが予想される。
 (社)石膏ボード工業会の推計では、今後もさらに発生量の増加が見込まれることから、廃石膏ボードのリサイクル・ルートの確立及び利用用途の拡大等積極的なリサイクルの促進が急務と考えられる。
本報告書は、廃石膏ボードのリサイクル及び廃棄物の減量化を推進することを目的として、リサイクル技術に関する既存資料の整理、関係業界のヒアリング等を通じて、適正な処理方策に関する検討結果をとりまとめたものである。
 


目  次

第1章 調査の目的1
第2章 調査の内容1
第3章 調査結果の概要2
第4章 廃石膏ボードの排出量等の概要4
  第1節 石膏ボードの概要
第2節 石膏ボードのマテリアルフロー
第3節 石膏ボードの製造量と廃石膏ボードの排出量
第4節 廃石膏ボードの法的扱い
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10
第5章 廃石膏ボードの処理の流れ11
 第1節 現状における処理の流れの概略
第2節 アンケート調査等で情報収集した処理の実態
13
11
第6章 廃石膏ボードのリサイクル技術20
 第1節 廃石膏ボードに関係するリサイクル技術
第2節 廃石膏ボードのリサイクルに必要な条件と可能性
20
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第7章 業界の取組状況及び今後の方向性24
 第1節 石膏ボード業界
第2節 建設業界
第3節 解体工事業界
第4節 廃棄物処理業
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第8章 廃石膏ボードのリサイクルの推進対策31
 第1節 石膏ボード業界
第2節 廃石膏ボードのリサイクル施設
第3節 建築物の新築、解体現場
第4節 将来の廃石膏ボード排出に対する対策
31
32
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参考資料1 廃石膏ボード排出量の推計( 2001 年〜 2013 年)、( 社) 石膏ボード工業会 36