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(旧厚生省情報)


平 成 10年10月27日
<照会先>
 水道環境部産業廃棄物対策室
 (直通) 03-3595-2372

産業廃棄物の排出及び処理状況等について

(概要)

 厚生省は、平成7年度の産業廃棄物の排出及び処理の状況、平成8年4月1日現在の産業廃棄物処理施設の設置及び産業廃棄物処理業の許可の状況について調査し、結果をとりまとめた。


1.産業廃棄物の排出・処理状況(平成7年度実績)

(1) 全国の産業廃棄物の総排出量

○ 前年度に比べて微減したが、ここ数年はほぼ横ばい傾向
 平成7年度総排出量 約3億9,400万トン(前年度 約4億500万トン)

(2) 業種別排出量

○ 前年度と同様、上位6業種で総排出量の約8割

1 電気・ガス・熱供給・水道業 約7,764万トン(19.7%) (前年度 約7,461万トン 18.4%)
2 建 設 業 約7,520万トン(19.1%) (前年度 約7,693万トン 19.0%)
3 農 業 約7,334万トン(18.6%) (前年度 約7,488万トン 18.5%)
4 鉱 業 約2,772万トン( 7.0%) (前年度 約3,079万トン 7.6%)
5 鉄 鋼 業 約2,705万トン( 6.9%) (前年度 約3,008万トン 7.4%)
6 パルプ・紙・紙加工品製造業 約2,588万トン( 6.6%) (前年度 約2,492万トン 6.1%)

(3) 種類別排出量

○ 前年度と同様、上位3品目で総排出量の約8割

1 汚泥 約1億8,551万トン(47.1%) (前年度 約1億8,413万トン、45.4%)
2 動物のふん尿 約 7,300万トン(18.5%) (前年度 約 7,455万トン、18.4%)
3 建設廃材 約 5,846万トン(14.8%) (前年度 約 6,024万トン、14.9%)

(4) 産業廃棄物の処理状況

○ 中間処理による減量化量が増加し、最終処分量が減少

・中間処理による減量化量 約1億7,800万トン(45%)(前年度42%)
・リサイクル量 約1億4,700万トン(37%)(前年度38%)
・最終処分量 約 6,900万トン(18%)(前年度20%)


2.産業廃棄物処理施設の設置状況(平成8年4月1日現在)

(1) 中間処理施設

 中間処理施設数 11,741(対前年 515増)

(2) 最終処分場

・しゃ断型処分場施設数 43(対前年 3増)
・安定型処分場施設数 1,688(対前年 12増)
・管理型処分場施設数 1,001(対前年 3減)

(3) 最終処分場の残存容量

○ いぜんとして厳しい状況

・全国 20,984万m3 (対前年 245万m3減、3.0年分*)
・首都圏 1,979万m3 (対前年 191万m3減、1.1年分*)

*;残存容量は減少したが、中間処理による減量化量が増加して最終処分量が減少したため、残余年数は微増


3.産業廃棄物処理業の許可の状況(平成8年4月1日現在)

 産業廃棄物処理業の許可件数 延べ112,518件(対前年8,680件増)