廃棄物の減量化の目標量の設定について

図

 これまで、廃棄物の発生からリサイクルの現状までを見てきましたが、政府は、ダイオキシン対策推進基本指針に基づいて、循環型社会の構築をめざし、平成11年9月28日のダイオキシン対策関係閣僚会議で、「廃棄物の減量化の目標量」を決定しました。

 減量化の目標年度を平成22年度とし、一般廃棄物と産業廃棄物のそれぞれについて、廃棄物の排出を抑制し、再生利用(リサイクル)を推進した上で、再生利用できない廃棄物については、脱水や焼却などの中間処理を行って廃棄物の量を減量(例えば、焼却により廃棄物の量は約十分の一になると仮定しています)し、最終処分量を半減することなどを目標としています。

 今後、この目標量を達成するため、政府が一体となって必要な施策の推進に努めていくことになりますが、さらに、地方自治体や企業、消費者がそれぞれの役割に応じて廃棄物の減量化に向けて取り組んでいかなければなりません。

○ガラスを再利用すれば、原料からガラスを作るときに必要なエネルギーの約20%を節約できる。


ごみの話 目次へ