浄化槽イベント

浄化槽関連のイベント活動を
紹介します。

浄化槽シンポジウム長崎

浄化槽シンポジウム長崎

2007年10月16日

生活排水班 主事 笹山茂樹さん浄化槽シンポジウム長崎
長崎県環境部 水環境対策課
生活排水班 主事 笹山茂樹さん


会場風景生活排水対策をテーマとして開催された当シンポジウムでは、冒頭、費用負担や社会の状況変化など浄化槽整備を進める上での課題と取り組みについて、財団法人日本環境整備教育センターの大森英昭理事に基調講演を行っていただき、その後のパネルディスカッションでは、各登壇者それぞれの立場から意見が交わされました。
波佐見町の一瀬町長からは水質保全が大きな課題となっている閉鎖性水域の大村湾への流域に位置する同町の汚水処理計画の取り組みについての報告と、長崎大学の武政教授からは高度処理型浄化槽活用の提案がありました。武政教授の提案にありました「中空糸膜を利用した安価な浄化槽」に対しては、来場者から耐用年数、価格等に関して質問が出るなど、興味を引く内容のようでした。
その他にも、浄化槽の普及促進策の一環として、高齢者世帯、生活保護世帯等経済的に困難な状況にある人々に対する設置助成策の検討、市町村設置型浄化槽の普及を図るためには、普及が進まない原因を究明する必要があること、また浄化槽処理水を雨水貯留と併用し、節水対策に用いるべきといった印象に残る意見もありました。

ところで、長崎県の汚水処理人口普及率は全国平均よりも低く、特に中山間地域や離島部で低くなっています。離島部の自治体は財政的に厳しい状況下にあり、下水道等汚水処理施設の整備が立ち遅れていることがその要因です。
また、大きな台風や豪雨災害等に見舞われてきた本県ですが、一方では大型河川等の水資源に乏しく、将来にわたる水資源確保策と節水対策の推進も重要な課題です。
浄化槽の普及・推進を図る上で、このような行事は、浄化槽の役割と現状を伝える手段の一つとして有効だと考えますが、一般の方々にも、より一層興味を持って頂くために、さらなる工夫が必要だと感じました。今後は当シンポジウム開催に協力した経験を、水環境行政に係る各種広報活動等に反映させていきたいと思います。

別添資料:
パンフレット[PDF 451KB]