「3Rイニシアティブとは」

小泉総理は、平成16年6月8日~10日に米国ジョージア州シーアイランドで開催されたG8サミット(シーアイランドサミット)において、資源の有効利用を通じて環境と経済の両立を図る3R(廃棄物の発生抑制(リデュースReduce)、再使用(リユースReuse)、再生利用(リサイクルRecycle))の取組は今後益々重要になるとして、3Rを通じて循環型社会の構築を目指す「3Rイニシアティブ」を提案し、同イニシアティブを開始するための閣僚会合を平成17年春に日本において開催する旨表明しました。小泉総理の提案はG8首脳の賛同を得、G8の新たなイニシアティブとして合意され、『持続可能な開発のための科学技術:「3R」行動計画及び実施の進捗』と題する文書が発出されました。

「会合・会議の開催結果」

  1. 3Rイニシアティブ閣僚会合(2005年4月 於東京)
  2. 3Rイニシアティブ高級事務レベル会合(2006年3月 於東京)
  3. アジア3R推進会議(2006年11月 於東京)
  4. 3Rイニシアティブ高級事務レベル会合(2007年10月 於ドイツ・ボン)
  5. 第2回アジア3R推進会議(2008年3月 於東京)
  6. G8環境大臣会合(2008年5月 於神戸)

「アジア3R推進フォーラム」の設立

2008年(平成20年)10月にベトナム・ハノイで開催された東アジア環境大臣会合において、アジアにおける3Rの推進に向けて、各国政府、国際機関、援助機関、研究機関、民間セクター等幅広い関係者の協力の基盤となる「アジア3R推進フォーラム」の設立を日本から提案し、参加各国より賛同を得ました。
これを受けて、2009年(平成21年)11月に環境省と国連地域開発センター(UNCRD)の共催により「アジア3R推進フォーラム設立会合」を開催し、アジア15か国の政府代表者と国際機関、3Rに関する専門家等が参加しました。同会合で、「アジア3R推進フォーラムの設立に向けた東京3R宣言」が参加者により合意され、「アジア3R推進フォーラム」が設立され、今後アジア3R推進フォーラムの下で、3Rに関するハイレベルの政策対話の促進、各国における3Rプロジェクト実施への支援の促進、3R推進に役立つ情報の共有、関係者のネットワーク化等を進めることとなりました。

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