報道発表資料

平成20年7月1日
自然環境
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農林水産省と環境省の連携による「田んぼの生きもの調査2007」の結果について(お知らせ)

平成13年度から農林水産省と環境省が連携して実施している「田んぼの生きもの調査」について、平成19年度の調査結果がまとまりましたのでお知らせします。
 本年度は、全国で524団体が参加し、魚について約1,500地点、カエルについて約350地点で調査が実施され、その結果、88種の魚及び14種のカエルが確認されました。

1.調査目的

 水田周辺水域の生態系の現状を把握するため、農林水産省が、行政機関だけでなく小学校や こどもエコクラブなどにも呼び掛け、平成13年度から全国の農業水路などにおいて生物生息 調査を実施し、環境省は調査技術や分析等について助言を行っています。

2.調査内容

 調査対象種は、これまでの調査と同様に田んぼの代表的な生きものである「魚」と「カエル」です。また、平成19年度は、農業用施設等に対する被害の恐れのある外来種であるカワヒバリガイ(二枚貝)とホテイアオイ(水草)を試行的に調査しました。調査地点数等は以下のとおりです。

調査地点数:
・魚調査
:約1,500地点
・カエル調査
:約350地点
・外来種(カワヒバリガイとホテイアオイ)調査
:約250地点
場所:
・魚調査
:農業用の水路
・カエル調査
:田んぼの畦や水路など
・外来種(カワヒバリガイとホテイアオイ)調査
:農業用の水路など

※ 詳細な調査手法については、農村環境整備センターのホームページ(http://www.acres.or.jp)にある「調査マニュアル」を御覧ください。

3.参加団体

 農林水産省の出先機関をはじめ、都道府県や市町村、土地改良連合会や土地改良区、さらには小学校やこどもエコクラブ、地域住民など延べ524団体の参加により、46都道府県で実施しました。

4.調査期間

 平成19年5月〜10月

5.調査結果の概要

(1)魚・カエル調査
 平成19年度は、魚が25科88種、カエルが4科14種確認されました。全国で確認地点数の多かった魚の上位5種は、ドジョウ、ギンブナ、タモロコ、カワムツ、メダカであり、カエルの上位5種は、ニホンアマガエル、トノサマガエル、ヌマガエル、ツチガエル、ニホンアカガエルでした。魚とカエルの希少種・外来種に関する結果は以下のとおりです。
○希少種(ここでは、環境省のレッドリストに挙げられている生物種を示します。)
  • 魚ではハリヨ(絶滅危惧IA類)やメダカ(絶滅危惧II類)など25種、カエルではナゴヤダルマガエル(絶滅危惧IB類)とトウキョウダルマガエル(準絶滅危惧)の2種、合計27種の希少種が確認されました。
  • メダカに関しては、昨年度までの本調査で確認されていなかった20メッシュで新たに生息が確認されました。平成13〜19年度の本調査の結果について、第5回自然環境保全基礎調査の分布情報(約10km四方の2次メッシュ単位で691メッシュ)と重ね合わせた結果、本調査により183メッシュで新たな生息情報が得られました。
  • トウキョウダルマガエルに関しては、昨年度までの本調査で確認されていなかった14メッシュで新たに確認されました。メダカの分析と同様にこれまでの調査結果について第5回自然環境保全基礎調査の分布情報(2次メッシュ単位で155メッシュ)と重ね合わせた結果、本調査により91メッシュで新たな生息情報が得られました。
○外来種(ここでは、国外から移入してきた種を示します。)
  • 魚ではオオクチバスやブルーギルなど10種、カエルではウシガエル1種、合計11種の外来種が確認されました。
  • 昨年度の調査においても同程度の外来種が確認されており、これまでの調査で17種の外来種が確認されています。
(2)外来種調査
 ホテイアオイは15地点で確認されましたが、カワヒバリガイは確認されませんでした。

 ※ 結果の詳細については、添付資料及び農林水産省報道発表資料(http://www.maff.go.jp/j/press/index.html)をご参照ください。

6.今後について

 環境省は平成20年度も農林水産省との連携を図り、本生物調査について調査・分析手法の助言・提案等を継続します。なお、現在、農林水産省では、本年度調査を実施するにあたり参加者を募集していますので、詳しくは農林水産省報道発表資料を御覧ください。

添付資料

連絡先
環境省自然環境局自然環境計画課
直通 03−5521−8274
代表 03−3581−3351
課長:渡邉 綱男(6430)
課長補佐:吉中 厚裕(6435)
担当:上野 真一(6482)

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