報道発表資料

平成20年4月24日
保健対策
この記事を印刷

平成20年春のスギ・ヒノキ科花粉の飛散終息予測について(お知らせ)

1.
 スギ花粉の飛散終息については、九州及び四国地方は3月中に終息し、中国、近畿、北陸、東海地方ではまもなく終息、関東甲信、東北地方は4月末、北海道地方は5月上旬には終息する見込みです。
2.
 ヒノキ科花粉については、九州、四国、北陸地方を除いて全国的にまだやや多い状態で飛散が続いているもののピークは越えており、飛散終息については、標高の高い山間部を除き、東海、北陸地方以西では4月末、関東甲信、東北地方では5月上旬頃までに終息する見込みです。

概要

 環境省では、花粉症に関する調査研究の一環として、平成16年度から各地の花粉飛散状況と花粉飛散の終息予測に関する調査研究を実施しており(※)、今般、平成20年春のスギ・ヒノキ科花粉飛散の終息予測を取りまとめた。
 スギ花粉については、九州地方及び四国地方は3月中に終息し、中国、近畿、北陸地方も4月中旬には花粉が大幅に減少しており、まもなく終息する見込みである。東海地方では一部でわずかに飛散が続いているものの、まもなく終息する状況であり、関東甲信、東北地方では4月末、北海道地方では5月上旬に終息する見込みである。
 一方、ヒノキ科花粉については、九州、四国、北陸地方を除いて全国的にまだやや多い状態で飛散が続いているが、ピークは越えており、標高の高い山間部を除き、東海、北陸地方以西は4月末、関東甲信、東北地方では5月上旬頃までに終息する見込みである。なお、北海道地方は、ヒノキ科花粉の飛散はわずかであることから予測の対象外とした。

(表−1参照)

(※)当調査事業はNPO花粉情報協会の協力を得て実施している。

今春(平成20年春)における花粉飛散の状況

  • 今春(平成20年春)のスギ花粉の飛散は、1月中下旬からの寒波とそれに伴う降雪のため、例外的な数県を除き、全国のほとんどの地域で飛散開始日が昨年に比べ大幅に遅れた。中国、四国地方の西部と東海地方では2月初めに飛散が始まり、九州、中国、四国地方の東部、近畿、関東甲信地方では2月中旬以降に、北陸と東北地方は3月上旬にそれぞれ飛散が始まった。
  • スギ花粉の飛散のピークについては、関東地方以西では3月中旬、北陸地方では3月下旬、東北地方と北海道では3月下旬から4月上旬に、それぞれ飛散のピークを迎え、その後、スギ花粉は次第に減少しており、東海、北陸地方以西では4月上旬から花粉数が「少ない」状態になっているが、関東甲信と東北地方では4月中旬まで「やや多い」状態が続いている。
  • 一方、ヒノキ科花粉の飛散については、3月から一転して気温が高くなったため、飛散開始日はスギほど顕著な遅れとはならず、昨年並みであった。九州と関東地方では3月中旬、東海から近畿、四国、中国地方にかけては3月下旬、北陸と東北地方では4月上旬に飛散が始まった。
  • ヒノキ科花粉の飛散のピークについては、九州から東海地方にかけては4月上旬にピークを迎え、その後は次第に減少し、九州、四国、北陸地方で「少ない」状態、中国、近畿、東海地方で「やや多い」状態となっている。また、関東甲信と東北地方も4月上旬に飛散のピークとなったが、4月中旬に入っても「多い」又は「やや多い」状態が続いている。
  • なお、主要都市における4月13日までのスギ・ヒノキ科花粉総飛散量は、九州地方と関東から東北地方にかけては昨年より1.4倍から2.6倍程度多くなった。中国地方はほぼ昨年並みであったが、その他の地域は昨年より少なく、特に近畿及び東海地方は昨年の約3割から4割とかなり少なかった。

(表−2参照)

留意事項

 スギ・ヒノキ科の花粉飛散が終息しても、既にイネ科花粉が若干量ではあるが飛散し始めており、花粉症の症状が続く場合には、イネ科花粉症など他の花粉症やその他のアレルギー疾患を合併していることがあるため、症状が強い場合には、医療機関に相談することが望まれる。

関連情報

環境省ホームページ http://www.env.go.jp/chemi/anzen/kafun/
NPO花粉情報協会ホームページ http://www.pollen-net.com/welcome.html

表−1 各地の花粉飛散状況と飛散終息予測

(平成20年4月18日現在)
  九州 四国 中国 近畿 東海 北陸 関東甲信 東北 北海道
スギ花粉
飛散状況
終息 終息 ほぼ終息 ほぼ終息 少ない ほぼ終息 やや多い やや多い やや多い
ヒノキ科花粉
飛散状況
少ない 少ない やや多い やや多い やや多い 少ない 多い やや多い
スギ花粉
終息予測
終息 終息 まもなく終息 まもなく終息 まもなく終息 まもなく終息 4月末 4月末 5月上旬
ヒノキ科花粉
終息予測
まもなく終息 まもなく終息 4月末 4月末 4月末 4月末 5月上旬 5月上旬

(NPO花粉情報協会提供)

注1)
「少ない」:10個未満、「やや多い」:10〜30個、
「多い」:30〜50個、「非常に多い」:50個以上
注2)
飛散終息:1平方cmあたりの花粉数が連続して0個になった場合
注3)
「まもなく」:5日以内

表−2 主要都市の飛散数(今春の最終的な飛散数ではありません)

(4月13日現在)
主要都市名 福岡 高知 広島 大阪 名古屋 東京 山形
平成20年飛散数 4,064 2,099 1,267 927 516 3,963 3,388
平成19年飛散数 2,268 2,491 1,330 2,536 1,739 1,515 2,433
10年平均飛散数 3,087 3,333 1,316 2,357 2,653 3,455 2,816

(個/cm
名古屋の平均値は7年平均 (NPO花粉情報協会提供)

連絡先
環境省総合環境政策局環境保健部環境安全課
直通 03-5521-8261
代表 03-3581-3351
課長 木村 博承(内線6350)
保健専門官 長谷川 学(内線6343)
担当係長 阿部奈緒子(内線6352)

ページ先頭へ