報道発表資料

平成20年3月25日
自然環境
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京都御苑の今後の整備計画の策定について〜我が国に類例のない公家町跡の記憶の継承と地球環境時代に対応した整備・管理〜(お知らせ)

 今年、京都御苑はその名が告示され緑地として整備されてより130年目を迎えます。ここに、江戸末期まで200もの公家や親王家等の屋敷が集中し朝廷の枢要に関わってきた我が国で他に類例のない「公家町」が存在しました。
 環境省では、京都御苑南部にある親王家ゆかりの歴史遺産「閑院宮邸跡」の平成17年4月再整備・公開を契機に、平成19年度、京都御苑がもつ歴史的価値を踏まえつつ、地球温暖化対策や生物多様性維持等の課題への対応を考慮した今後の整備・管理に関する考え方を整理するための検討を行ってきました。このたび京都御苑の整備・管理に関する将来の指針として『京都御苑庭園基幹施設再整備基本計画』が取りまとめられました。

1.京都御苑庭園基幹施設再整備基本計画の特徴

  • 策定にあたり、40名をこえる環境、森林、庭園、歴史、文化等多方面の有識者や関係機関へのヒアリングを行い京都御苑に関する課題や提案等の情報を収集
  • 新聞、インターネット、苑内ノート(利用者が自由に感想等を書き込む)等を活用し、京都御苑によせられる市民からの思いや意見を幅広に収集
  • これら情報の整理、課題抽出のため学識者等で構成された計画検討作業委員会を設置(4回開催)

2.基本計画の柱

(1)
京都御苑の風致を維持し、苑内に遺る全国に類例のない公家町ゆかりの歴史的遺産等を保護するとともに、その歴史的価値に関する情報を発信
(2)
大都市中心にありながら、オオタカやアオバズク等の貴重種がみられる豊かな生物多様性を保全する場として広大な樹林の適切な育成・管理を推進
(3)
世界での喫緊の課題である地球温暖化問題に対応し、苑内施設の再整備の際、太陽光発電等省エネルギー対策等様々な対策を推進
(4)
老人や子ども、国内外からの多様な利用者への利用サービス向上のため、バリアフリー(車いす利用等)対応に配慮した既存苑路の改良や、情報案内にあたっての多言語表示の推進などきめ細かい対策の樹立

3.今後の展開

本計画に対応し平成20年中にも以下の具体的な事業を実施。

  • 堺町御門門番所等苑内歴史施設の調査、改修、保存
  • 多言語表記による歴史案内看板(京都御苑歴史ふれあいの道)の設定や利用者の情報交流の場(堺町休憩所・公衆便所)の整備
  • 光害対策やCO2発生削減も考慮した苑内外灯の改修等(約80基)
  • 苑内の中高木約1万6千本の樹木データベースの構築

添付資料

連絡先
環境省自然環境局総務課
直通:03-5521-8269
代表:03-3581-3351
総務課長:奥主 喜美(6410)
国民公園専門官:秋吉 利彦(6425)

環境省自然環境局京都御苑管理事務所
直通:075-211-6348
所長:小沢 晴司
庭園科主査:千田 智明

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