報道発表資料

平成20年2月26日
地球環境
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環境省黄砂飛来情報ページの運用開始について(お知らせ)

 環境省では、黄砂の飛来状況への関心が高まっていることを受け、昨春、リアルタイムの黄砂飛来情報を環境省のホームページ上で試験的に提供しましたが、今般、その内容をリニューアルし、本日より運用を開始することとしました(本日から5月末まで:http://soramame.taiki.go.jp/dss/kosa/)。今シーズンは国立環境研究所等の協力を得て、国内外16か所のライダー観測地点の観測データが提供されます。
 今後、中国を含む関係国と連携してライダー観測データの共有化に努め、北東アジア地域における黄砂モニタリングネットワークの整備を進めていく予定です。

1.経緯・目的

 環境省では、平成15年度より、ライダー装置(後述参照)による黄砂モニタリングネットワークの整備を進めてきましたが、黄砂の飛来状況への関心が高まっていることを受け、当該モニタリングネットワークにより取得されるリアルタイムの黄砂飛来情報を、平成19年4月から5月まで環境省のホームページ上で試験的に提供いたしました。今シーズンは、この試験運用の結果をふまえ、よりわかりやすい情報提供を目指して内容をリニューアルし、本日より運用を開始いたします。
 これらの情報は、黄砂からの回避行動や予防対策をとる際の参考情報として活用いただけるとともに、今後の黄砂現象の解明、及び対策に向けた研究等の一助になるものと考えられます。

2.黄砂飛来情報ページの概要

(1)情報提供期間
平成20年2月26日(火)〜5月31日(土)
(2)ホームページアドレス
http://soramame.taiki.go.jp/dss/kosa/(表示イメージは別添1参照)
(3)リニューアル版の主な提供情報
【1】黄砂濃度:地上付近(地上から上空1kmまで)の黄砂の平均濃度を地図上に円柱で表示。
【2】黄砂高度分布図:観測地点毎に、地上から上空6kmまで(曇天時は雲底高度まで)のリアルタイムの黄砂の分布状況を表示。
【3】黄砂濃度の日・時間変化図:観測地点毎に、過去12時間分及び7日分の平均濃度の変化をグラフで表示。
【4】浮遊粒子状物質(SPM)観測データを利用した付加情報:ライダー観測データ及び一般環境大気測定局で観測されたSPMデータを用い、地上付近の黄砂が多く、SPM濃度が環境基準(1時間値 0.2mg/m)を超過した際、該当地点上にキャラクターを表示。
注)SPMとは、大気中に浮遊している微小な粒子状物質(粒径が10μm以下)のことであり、自動車の排ガスや工場からのばい煙に加え、微小な黄砂粒子なども含まれます。
【5】黄砂予想分布図:モデル計算による北東アジア地域の黄砂の濃度分布を表示(国立環境研究所と九州大学が共同研究の一環として提供(CFORS))。
観測データは1時間毎に自動的に更新されます。
平成19年4月に公開された試行運用版については、旧バージョンとして同ページから御覧頂けます。
(4)観測地点(観測地点の詳細は別添2参照)
 環境省では、今年度、新たにライダー装置を東京都(新宿御苑内)に設置しており、既設の富山県、島根県、長崎県及び新潟県と合わせて5か所で観測を行っています。
 また、国立環境研究所(大気圏環境研究領域遠隔計測研究室)等が行っている研究活動の一環として、国内7か所にライダー装置が設置されており、環境省設置の5か所と合わせ、国内では12か所の観測データが得られることとなります。
 さらに、今年度、我が国の政府開発援助(ODA)によりモンゴルの3地点にライダー装置が設置されており、ライダー装置設置機関の協力を得て、ネットワーク化した国内12か所と海外4か所の観測データが提供されます。

3.今後の予定

 環境省としては、中国を含む関係国と連携して観測データの共有化に努め、北東アジア地域における黄砂モニタリングネットワーク及び早期警報システムの構築を進めていく予定です。

(参考)ライダー装置について
 最新の黄砂観測機器であるライダー装置(LIDAR:Light Detection and Ranging)は、レーザー光を用いて黄砂等粒子状物質の垂直分布をリアルタイムで観測するものです。ライダーの特徴として、地上付近だけではなく、上空の黄砂飛来状況が把握できるため、黄砂飛来予測に重要な情報を提供できること、見た目では区別できない粒子状の大気汚染物質と黄砂を区別して観測できること等が挙げられます。

添付資料

連絡先
環境省地球環境局(旧)環境保全対策課
直通:03−5521−8245
代表:03−3581−3351
課長代行:深見 正仁(6750)
課長補佐:袖野 玲子(6755)
担当:橋本 俊一(6745)

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